【Japan IT Week 2016秋】AI活用製品や最新スマホをアピール サイランスJ、インテージTS、ソニー
- 2016/11/2
- レポート
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サイランスジャパン、AIを使ったウィルス対策ソリューション
サイランスジャパンでは法人向けのセキュリティ対策ソリューション「CylancePROTECT」を展示。これはAIを活用することでマルウェアをリアルタイムに検知するソリューションだ。
サイランスジャパンのブース
従来のウィルス対策では、まずセキュリティソフトメーカーなどがウィルスファイルを発見し、定義ファイルとウィルスを照合することでPCなどへの感染を防いでいた。しかし、最近ではウィルスが多様化しており、フィルスファイルの発見自体が難しくなっている。
ブースで展示されていた「CylancePROTECT」のデモ
サイランスではAIに正常なファイルとウィルスファイル双方の特徴を学習させ、ファイルにないウィルスでも識別し把握できるようにした。「従来のセキュリティ対策では現在、十分とはいえない。当社ではAIを活用することでウィルス対策を万全に行える」と、乙部幸一朗・最高技術責任者は説明する。その結果、99.7パーセントの確率でウィルスを発見できるようになったという。
インテージテクノスフェア、大学向け「ビックデータ×AI」システム
インテージテクノスフェアでは、データマーケティングでビックデータの活用を検討する企業に向けたさまざまなソリューションをアピールしていた。
「マーケティング事業にトップシェアをもつインテージグループの当社だからこそできるデータ活用ソリューションを幅広く提供していきたい」と、川島智一・新規事業開発本部企画開発室室長は説明する。
インテージテクノスフェアのブース
ブースではクローリングしてきたソーシャルメディアのデータやログデータをクライアントが持つ自社データとマッチングする「DATE Mashup for MI×BI」、そのデータにユーザー視点のつながりをピックアップする「Pattern Discovery for MI×BI」、AIのディープラーニングによりサービス課題の解決や戦略的なマーケティング活動のヒントを与える「Deep Learning for MI×BI」といったソリューションを展示。
ブースで展示されていた「大学入試合格判定最適化サービス」の紹介
その中で目玉としていたのが、大学入試の合格判定を経営課題とする大学に向けたAIを活用したソリューション「大学入試合格判定最適化サービス」。これは入試合格判定の情報整備やコンサルティングから始まり、過去の入試合格判定の傾向分析、入試合格判定に最適なソリューションの提供などを行う。
ソニーブース、「Xperia」の最新スマホや電子ペーパーを展示
一方、モバイルの展示会エリアで注目を集めていたのがソニーのブースだ。展示はソニービジネスソリューションとソニーモバイルコミュニケーションズジャパンとの共同で行われていた。
ソニーのブース
ソニーモバイルのエリアではスマートフォン「Xperia(エクスペリア)」の最新機種「Xperia XZ」「Xperia X compact」を展示。11月初旬から順次発売が予定されている新端末ということもあり注目が集まっていた。
ソニーモバイルの最新スマートフォン「Xperia XZ」
2機種の特徴の1つが「いたわり充電」。これは充電によるバッテリー負荷を軽減する新機能だ。具体的にはユーザーの生活習慣を自動的に端末が学習し、例えば就寝時の充電などの充電をし続けた状態を防ぐことで、バッテリーの長寿命化を図っている。
また、法人向けMDMである「ソニーエンタープライズAPI」の紹介も行なっていた。このサービスは既存のAndroidMDMに依存しないソニー独自のAPIで、端末のカメラや無線LANなどの制限や、OS(基本ソフト)アップロードの抑止などを行うことができる。
電子ペーパー「DPT-S1」
一方、ソニービジネスのエリアでは、電子ペーパー「DPT-S1」を出展。現在はタブレット端末が全盛のなか、事例のパンフレットなどを用意し、ビジネスシーンでのデジタルペーパー利用をアピールしていた。
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