【情シス女子】第1回「情シス女子に必要なのは、マンガにライブに腕力!?」斎藤さやかさん
情報システム部門で働く女子の生の声をお伝えする「情シス女子」。
第1回は株式会社パシフィックネットSI推進部・情報システムグル-プで働く斎藤さやかさんにお話を伺いました。
少人数の部署ということもあり、一人で対応する範囲は膨大とのこと。
開始前の雑談の流れから入ったインタビュ-は、思わぬ趣味の話から始まりました。
処分しても段ボ-ル37箱のマンガ!
- 「ジョジョの奇妙な冒険」の話を夢中でされていましたが、斎藤さんはマンガがお好きなんですね。
斎藤さん:もう、普通の好きのレベルを超えていると思います。先日引っ越しをしたのですが、マンガを詰めた段ボ-ルが37箱ありまして・・・。
- それは凄い。
斎藤さん:実は37箱というのは整理した後の数で、実際にはもっとあったんです。さすがに置き場所がないと思って、思いきって買取に出した本もいっぱいあるんです。
- なるほど。そのままいったら軽く段ボ-ル50箱とか超えていそうですね。情シス関係者として、電子書籍などでの購入は考えないんですか? あれなら収納には困らなさそうですが。
斎藤さん:紙で読んでいく感覚が好きなんです。めくる感触とか、手触りとか。電子書籍は無料のものを読むぐらいです。LINEマンガはよく利用してますね。買取で手放したマンガがまた読みたくなったら、古本屋に行きます。
ここでしばしスタッフと共にマンガ談義に。あまりにもたくさんの作品名が挙がる中、お気に入りマンガを3つ挙げてもらいました。
「3月のライオン」
「コブラ」
「ガラスの仮面」
ライブで弾けて、歩けなくなるほどに
- それだけいっぱいだと、休日はほとんどマンガ漬けですか?
斎藤さん:マンガを読んでいる事は多いですね。でも美術館に行くのも好きなんです。最近のお気に入りは少し昔の彫金とか。ジュエリ-とかアクセサリ-ですね。金属を細かく加工していく技術に惹かれます。後は月並みですが、映画も良く行きますね。ディズニ-とかたくさん見てます。でも最も好きなのは、やっぱり「スタ-ウォ-ズ」かな。
- なるほど。健康的に見えますが、スポ-ツやアウトドアの趣味は?
斎藤さん:そっちですか・・・(苦笑い)。体を動かす事は全然やってないです。あっ、でもライブでは弾けています。「ザ・クロマニヨンズ」の大ファンなんです。ライブの後はぐったりで、大げさでなく歩けなくなりますね。そこで相当燃焼できていると思います。
そんな充実のプライベ-ト(?)を送る斎藤さん。それでは情シス的には、どんな日々を送られているのでしょう。
いつの間にか情報システム部門に
- 少人数というだけでなく、いろんな問題を解決してくれるということで斎藤さんの所には多くの問い合わせがあると伺っています。もともとIT関係に強かったのでしょうか?
斎藤さん:とんでもないです(と強く首を振る)。まったくの素人で、何も知らなかったんですよ。どれぐらい知らなかったかと言うと、「パソコンを持って来て」と言われてデスクトップのモニタだけを持ってくるぐらい。モニタがパソコン本体だと思ってたんですね。
- 普通の女子ならありがちな話ですが、情シスの担当者としては衝撃の過去ですね(笑)。そんな斎藤さんが情報システム部門に入ったのはどんなきっかけだったんですか。
斎藤さん:もともとは販売の部署にいたんです。それで通販サイトにも関わっていて、当時の情報システム部門とよくやり取りをしていたんですね。それで依頼していく中で、「ちょっとこれやってみる?」とか「これなら自分で出来るよ」とか言われて少しずつやっていたんです。そうしたら知らないうちに、情報システム部門に異動になっていました(笑)。
- 面白い展開ですね。そんな感じだと大変だったのでは?
斎藤さん:もうわからないことだらけでしたね。困った時はもう検索しまくりです。たくさん情報はあるのですが、そんな時は「気軽に質問したり交流ができるコミュニティサイトがあると良いのに」と思っていましたね。
情報システム部門は、肉体労働?
- でも今では欠かせない戦力、といった感じですね。
斎藤さん:自分ではまだまだだと思いますけど、そう思っていただいたら嬉しいですね。
- 問い合わせも多かったりして、日々大変だと思います。
斎藤さん:問い合わせは多いですね。インタ-ネットが見られないとかシステムがおかしいとか、日常的ですし。でも問い合わせは実は有難いんです。現場で何が起こっているかがわかりますし、問題も早めに発見できるので。
最近もサ-バの不具合についての連絡が入って、調べていったら、バックアップ機能が関係してサ-バの稼働に影響が出ていることがわかりました。その原因を私が調べて、実作業のできる人にすぐに対応してもらいました。
- チ-ムワ-クの良さも大切ですね。
斎藤さん:私の場合は社歴も長いので、部署内だけでなく社内のいろんな人に仲良くしてもらっています。だから多くの人に知ってもらえていますし、連絡をしやすいというのもあるのだと思います。
- 社内でのコミュニケ-ションも大切ですね。さて情報システム部門というと男性の職場、というイメ-ジです。そうした環境での苦労などはありますか。
斎藤さん:重いモノを持つのが、辛いかな。
- 重いモノ?
斎藤さん:サ-バとかもありますし、このあいだ運んだUPSは本当に重かったです。30キロぐらいらしいんですが、もっと重く感じました。倉庫での作業で助けも借りれないし、ヘトヘトになりました。情報システム部門で大変なのは知識ではなくまずは力、と実感しましたね。
プラス思考ではなく、マイナス無しの思考
- これまでで一番大きな業務はどんな事だったのでしょう。
斎藤さん:基幹システムのリプレ-スですかね。大きな仕事っていうか、とにかく大変な仕事で・・・。一応PMっていう立場になってたみたいなんですけど、これもいつの間にか自分が全体を見ていた、って感じです。
- 基幹システム絡みだと、想像するだけで大変そうです。
斎藤さん:その時期はマンガさえ読めなかったですね。休みの日はとにかく眠りたくて。整体にも通って、体をメンテナンスしてもらっていました。わたし、普段軽い疲れの時は赤のコ-ラ(注:オ-ソドックスなコカ・コ-ラ)、ちょっと疲れがたまっている時はタフマンを飲んでるんですけど、その頃は毎朝ウィダ-インゼリ-が加わっていました。
- 激務であっても物事を前向きに捉えるのは、斎藤さんの強みだと思います。
斎藤さん:私はプラス思考ではないんです。マイナスではないと考える。だから今の仕事も大変な時もあるけど、それほど辛いとは思ってないんですよ。
- 最後に、今後どんなことをやっていきたいですか。
斎藤さん:とても小さな話になって申し訳ないんですけど、情シスとかIT、自分が仕事で関わっていることを基礎からきちんと勉強したいですね。体系立ててきて学んだわけでなく、目の前の必要なことを何とかこなしてきた、という感じなので。やっぱり基礎は大切だって思うんです。
IT分野を基礎から学びたい、と最後に話してくれた斎藤さんですが、これまでこなしてきた業務実績は見事。社内からの信頼も抜群です。それでもなお足元をもっとしっかりさせたい、というところに情シス女子のハ-トを感じました。
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