求人サイトのデザインを観察してみた#4

こんにちは!酒うさぎです。今回は少し趣向を変えて、求人ボックスの今昔デザイン観察比較です!

過去の求人サイト観察シリーズの記事一覧は下記リンクからどうぞ!

今回の観察対象である求人ボックスのリンクはこちらです!

それでは早速見ていきましょう!

※なお、この記事で記載する内容はあくまで私の個人的な観察結果であり、開発者や運営側と直接的な関係はございません。その点をご理解いただいた上で、読み進めていただければと思います。

1.2015~2020までのデザインの変遷

求人ボックスは2015年10月にサービスを開始しました。運営は、価格.comや食べログを手掛けるカカクコムです。サービス開始からのデザインの変遷を振り返ってみると、シンプルな構成から徐々にユーザー体験を重視したデザインに進化していることがわかります。

 

そんなサービス開始してすぐの頃、2016年初期のページがこちら。(なおできるだけ簡潔にするため、細かい月日は省略して年だけで表記させていただいてます)

サービス開始初期の2016年の求人ボックスのデザインは、非常にシンプルでした。ページはロゴ、求人数、検索ボックスだけで構成されており、余計な情報が一切ないミニマルなデザインです。検索ボタンには明るい青色が使用され、ユーザーが視覚的にわかりやすく操作できるよう工夫されていました。このシンプルさは、2017年まで特に大きな変更がなく続きます。(ヘッダー項目の追加や自社求人への導線は追加されました)

しかし、2018年から2019年にかけて、ユーザーが条件を絞り込んで検索しやすいように、フィルタリング機能が強化されました。また、イラストアイコンもこの時期に追加され、企業のコーポレートカラーに合わせたポップなデザインが採用されています。この時期から、求人ボックスのビジュアルは少しずつ現在のスタイルに近づいてきました。

しかし当初からのシンプル目なデザインから大きく変化することなく、要素を付け足していった、という印象が強いです。

 

そして、2020年に入ると、デザインが大幅にリニューアルされます。特に目立った変更は「トップビュー」の追加です。タレントを起用し、ロゴデザインにマッチするビジュアルを使ったこのトップビューは、ユーザーに強い印象を与えることを意図していたようです。また、ヘッダーの背景が白くなり、視認性が向上しました。これは、特にモバイルでの閲覧を意識したデザイン変更だと思われます。

さらに、2020年5月には現在のデザインに近い形となり、トップビューは定期的に更新されるようになります。翌年10月には、いくつかの機能が追加されています。

まず、2020年5月時点で「在宅ワークの求人特集」がトップページに表示されるようになりました。これは、コロナ禍でのリモートワーク需要が高まったことを受けての対応と考えられます。また、「ピックアップ企業の求人」の位置が変更され、カルーセル形式が導入されました。これは、ユーザーが人気の求人を見つけやすくするための改良のために設置されたと思います。カルーセルの導入はクリック率を高め、ユーザーの利便性を向上させるための措置として、一般的であり実際効果もある見せ方の一つです。

 

それでは変更点をまとめましょう!

 

変更点① 「在宅ワークの求人特集」をTOPに配置

去年は初めての緊急事態宣言が出た影響などで、在宅ワークの求人特集をTOPに置いていたのでしょうか。

変更点② 「ピックアップ企業の求人」位置の変更とカルーセルの追加

これは人気の求人よりも現在は優先度が上になっているということですね。カルーセルも追加され(2020/9時点でも追加されていた)、ユーザーのクリック率が高かったから使いやすさと表示順序をUPさせたのかもしれません。

 

2.現在のデザイン

それでは、現在のデザインはどのようになっているのかを見てみましょう。

最新のデザインでは、トップページに表示されるコンテンツの量が増え、サイト全体の長さが以前よりも長くなっています。これは、ユーザーが求人情報だけでなく、その他の情報や記事コンテンツにもアクセスしやすくするための工夫でしょう。

特に目立つのは、求人ボックスが運営するメディア『求人ジャーナル』への導線が追加された点です。これにより、求人ボックスを訪れるユーザーは、単に求人情報を探すだけでなく、関連する記事を読むことで、より多くの情報を得ることができます。このような追加コンテンツは、サービス全体の魅力を高めるだけでなく、ユーザーの滞在時間を延ばし、リピート率の向上にも寄与していると考えられます。

 

また、問い合わせへの導線もページ中盤に配置され、ユーザーが簡単に問い合わせを行えるようになっています。これにより、ユーザーの利便性がさらに向上していると言えるでしょう。

 

デザイン全体として、現在の求人ボックスは、シンプルさを保ちながらも、ユーザーが必要とする情報に素早くアクセスできるよう工夫されています。また、視覚的にも魅力的で、操作がしやすいデザインが追求されていることがわかります。

 

3.結論

求人ボックスのデザインは、サービス開始当初から現在までの間に大きな進化を遂げてきました。初期のミニマルなデザインから、現在では豊富なコンテンツと機能性を兼ね備えたデザインへと変化しています。特に、ユーザーのニーズに合わせたデザインの調整や、新機能の追加は、サイトの柔軟性と進化を象徴しています。個人的にはトップビューの印象はやはりどんなサイトでも重要だなと、求人ボックスのリニューアル変遷を見て改めて感じました。

また、コロナ禍の影響を受けた在宅ワークの特集や、カルーセル形式の導入は、時代に合わせた素早い対応が見られます。こうした対応は、単にデザイン面での進化だけでなく、採用サービス全体の使いやすさやユーザー体験を向上させることに繋がっていると言えるでしょう。

今後も、求人ボックスのデザインがどのように進化していくのか、注目していきたいと思います。

以上、求人ボックスのデザイン変遷の観察結果でした。

 

参考サイト:求人ボックス

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