デザインチームで働く時の取り組み

こんにちは。デザイナーのasatoといいます。

今回は弊社のデザインチームでの取り組みについて書いていこうと思います。
もちろん仕事上だとチーム外の方々とも関わる機会はあるので、そちらについても記載していきます。

1.コミュニケーション

弊社のオフィスは東京にありますが、デザインチーム内では働いている場所が東京近郊でない方々もいます。関西の方だったり、国を超えたり…本当に人それぞれです。

そのためコミュニケーションに関してはオンラインで取ることも多いです。

東京近郊に住んでいるメンバーは週に2回出社していますが、チーム内でのミーティングはZoomを使うことがほとんどです。

毎朝Zoomで朝会を行い、本日のタスクや忙しさ、体調を報告。相談事があればチームに相談します。例えばデザインのアドバイスが欲しい時や何か手伝って欲しいものがある時も朝会時に共有したりします。海外メンバーもいますが、日本語でコミュニケーションを取ります。

その他、勤務時間中はDiscordも存在するのでそちらでちょっとした相談を行うこともあります。文章でチャットのやり取りをするよりも口頭で確認する方がスムーズにいくこともあるので。

弊社ではチャットとオンラインミーティングを上手く使い分けて普段業務にあたっています。

また月に1回チーム内でランチを行います。会社から2,000円までの金額負担が出るので、自分で好きなものを購入しZoomを繋ぎながらわいわい話します。チームメンバーのことをより知る機会になります。

 

2.チーム内での取り組み

チーム内ではいくつかの、よりデザイン力を磨くための取り組みを行っています。順に記載していきます。

・デザトレ
弊社では週に1回1時間ほど、デザトレというデザイン力を磨くためにチーム内で開催するものが存在します。

担当者は持ち回り制で各々がデザインにまつわるテーマを自由に定めてワークを考え、それをチーム内で取り組んでいきます。

タイポグラフィ、アクセシビリティ、グラフィック…などなど様々なテーマで行います。

担当になるメンバーによってテーマも全然異なるので毎回新鮮で学びがあります。

 

・デザイン批評
デザインチーム内では業務上で作成したデザイン制作物をチーム内で批評する文化があります。そうすることでより多角的な視点でデザインを制作できます。

ここで注意するのが、批評する際に「こうした方がいい」といった指示は行わないようにすることです。指示を行ってしまうと、自分の主観に寄ってしまい相手の思考を狭めるようになってしまいます。またその指示はあくまで指示した側の経験上に乗っ取ったアドバイスであり、その修正内容が本当に批評されたデザインにとって良くなることなのか確証がありません。

そのため批評する際は「この色は視認性が悪いと感じます」など指摘に留めるようにしています。

また批評された内容全てを受けてデザインを修正する必要はありません。あくまで一意見として批評された側は受け止め、その意見が本当にデザインを更に良くするためのものになるか?を考えます。その結果、批評を受けて修正しても良いし、受けないのも個人の自由です。

それをみなさんわかっているし、良い方ばかりなので「せっかく批評したのに修正に反映されてない!」とは絶対にならないのがチームの良いところです。

 

・制作物フィードバック会
チーム内のメンバーは業務以外でもスキルアップとして各々デザインを制作しています。

「5%ルール」というものが存在し、週に1回2時間業務に関係のないデザイン関連のことを自由にして良い時間が存在します。本を読んでもいいし、何かしら制作しても構いません。

そういった時間で制作したデザインを月に1回チームで批評したり褒め合う回があります。

持ち寄るデザインも本当に様々で、ロゴだったりイラストだったりUIデザインだったり多種多様です。

 

・発表会
月に1回、業務などで制作したデザインを発表する会が存在します。目的としてはデザインに関してあまり詳しくない方へ向けて話す力を身につけたり、自分で制作したものの意図を上手く言語化する力であったり、プレゼン力を高めることとなります。

日本語が母語でないメンバーも日本語で発表します。(本当にすごい…)

その発表を受けて、フィードバックするメンバーも存在します。ある程度プレゼンスキルのあるデザイナー陣や、ビジネス職のメンバーがフィードバックメンバーです。

「この説明はデザイナーにしかわからない専門単語ではないか」「話す順番として画面の上から下に向けて話してくれるとわかりやすくなるのではないか」など発表者のプレゼンがより良くなるためのフィードバックを行います。

堅苦しい雰囲気ではなく和やかな雰囲気で、みなさん改善点だけではなく良いところもたくさん伝えてくださるので発表しやすい空気感です。

 

3.デザインの連携

複数名で同じプロジェクトのデザインを担当する時はコンポーネントを予め制作し、制作者ごとでデザインにズレが起きないようにしておきます。

コンポーネントとは、ざっくり説明するとボタンなど多くの画面で使用されるような画面内のパーツをまとめて、管理するものです。ボタンといっても押せる状態だったり何らかの要因で押せない状態だったり、様々な状態があるのでそれらを制作する必要があります。制作したものは同じ箇所にまとめておきます。

また都度、進捗の確認をデザイナー同士で行いお互いの状況を把握できるようにしています。そうすることで周りの忙しさを把握できるので、誰かが忙しい時は助け合うことができます。

 

4.チーム外の連携

チーム外の連携も基本的にはチーム内の連携と変わらないです。

チャットでのコミュニケーションより口頭で説明する方が話が早そうであればZoomを繋ぎます。

またデザインが終了し、開発チームとの連携に当たって画面仕様書を作ることもあります。操作のアクションを解説したり、どの画面に遷移するのか説明を記載してより実装しやすいようにします。

また実際に開発されたものとデザインが相違ないか確認し、違う場合は開発側に伝えたりなどの密な連携も行います。なるべく説明は細やかにしてわかりやすく不具合を記載します。

その他にも社内でデザイン業務の依頼を受けることもあります。その際も依頼者の目的や要望をチャット/Zoomで伺い、連携していきます。完成したデザインを言語化して意図を説明したりします。

 

さいごに
弊社のデザインチームではこのようにコミュニケーションを取っています。

フルリモートとハイブリッドワーク(リモートと出社どちらも込み)が混ざったチーム内でも円滑なコミュニケーションが取れるような工夫をしています。

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