パソコンの疲れ目対策6選!すぐ実践できる方法やグッズを徹底解説
パソコン作業が原因で引き起こされる「疲れ目」。
ディスプレイを長時間見つめることで目の筋肉が緊張し、目の痛み・充血などさまざまな症状を引き起こします。
仕事をする上でパソコンは必要不可欠であり、疲れ目に悩む方も多いでしょう。
放置することでメンタル面にまで影響を及ぼす可能性もあるので、日頃のケアが重要です。
そこで本記事では、パソコンの疲れ目対策や具体的なグッズを紹介します。
疲れ目になる原因についても解説するので、参考にしてください。
この記事の目次
パソコンで疲れ目になる原因
パソコンの疲れ目はディスプレイを見続けることで、毛様体筋が長時間緊張するために引き起こされます。
毛様体筋とは、水晶体の厚さを変更してピントを調節する筋肉のことです。
近くを見るときは緊張して水晶体を厚くし、遠くを見るときはゆるんで水晶体を薄くしています。
疲れ目の症状は、目の痛み・充血・乾燥などさまざまです。
頭痛や吐き気など目以外に不調を感じる人もいるので、改めて自分の症状をチェックしてみましょう。
パソコンなどディスプレイで長時間作業することによる疲れ目は、「VDT(Visual Display Terminal)症候群」「IT眼症」と呼ばれています。
パソコンの疲れ目対策6選
パソコンの疲れ目対策6選は、以下の通りです。
- ディスプレイの明るさや角度を調整する
- 休憩やストレッチ・運動を取り入れる
- 疲労を軽減するツボを押す
- 姿勢や生活習慣を改善する
- 疲労改善が期待できる食べ物を摂取する
- 眼科を受診する
すぐに実践できる対策を紹介するので、気軽に生活に取り入れてみてください。
1.ディスプレイの明るさや角度を調整する
1つ目のパソコンの疲れ目対策は、「ディスプレイの明るさや角度を調整する」ことです。
モニターと周囲の明るさに大きな差があると、明るさを調整する機能に負担がかかるので疲れ目になりやすいと言えます。
数値で調整するのは難しいため、室内で見るコピー用紙の明るさとパソコンのディスプレイの明るさを同程度にするのがおすすめです。
パソコンの横にコピー用紙を置き、同じ明るさになるまで調整しましょう。
ディスプレイの角度は、視線の正面もしくはやや下向きに設置するのがポイントです。
上向きにすると緊張や乾燥の原因になるため、注意してください。
2.休憩やストレッチ・運動を取り入れる
2つ目のパソコンの疲れ目対策は、「休憩やストレッチ・運動を取り入れる」ことです。
1時間のうちで15分程度の休憩が望ましく、1時間以上ディスプレイを見続ける状況は避けましょう。
休憩中にスマホなどを操作すると目が休まらないので、気をつけてください。
全身のストレッチや運動はもちろん、目の緊張をほぐすために目を左右に動かしたり遠くのものを見たりするのもおすすめです。
3.疲労を軽減するツボを押す
3つ目のパソコンの疲れ目対策は、「疲労を軽減するツボを押す」ことです。
ツボを押すことで老廃物を流し、気の流れを整えられるため不調改善が見込めます。
疲れ目を軽減できるツボは、以下の通りです。
- 目頭の内側やや上部のくぼんだ部分「睛明(せいめい)」
- 眉毛の真ん中「魚腰(ぎょよう)」
- 眉尻と目尻の間のくぼんだ部分「太陽」
休憩時にツボ押しを取り入れて、こまめにリフレッシュしましょう。
4.姿勢や生活習慣を改善する
4つ目のパソコンの疲れ目対策は、「姿勢や生活習慣を改善する」ことです。
姿勢が悪いと目に負担がかかるのはもちろん、肩こりや腰痛の原因となります。
ディスプレイから40cm以上離れることを意識し、足の裏全体が床につく状態で椅子に深く座り、背筋を伸ばして座りましょう。
睡眠・運動不足を解消して生活習慣を整えると、根本から体調改善が期待できます。
5.疲労改善が期待できる食べ物を摂取する
5つ目のパソコンの疲れ目対策は、「疲労改善が期待できる食べ物を摂取する」ことです。
視神経の働きを促進するビタミンB1や、血流を改善するポリフェノール、粘膜の代謝を保つβカロチンが含まれる食べ物を摂取しましょう。
具体的には以下の通りです。
- ビタミンB1:豆類・豚肉など
- ポリフェノール(アントシアニン):ブルーベリー・ナスなど
- βカロチン:人参・小松菜など
6.眼科を受診する
6つ目のパソコンの疲れ目対策は、「眼科を受診する」ことです。
作業環境や生活習慣を改善しても疲れ目が改善しない場合は、早めに眼科を受診しましょう。
専門家のアドバイスを得ることで、効果的な対策ができます。
パソコンの疲れ目対策グッズ3選
パソコンの疲れ目対策グッズ3選は、以下の通りです。
- ブルーライトカットメガネ
- アイマッサージャー
- 加湿器
作業環境に取り入れられるグッズで積極的に対策しましょう。
1.ブルーライトカットメガネ
ブルーライトは長時間浴びると疲れ目の原因になるため、「ブルーライトカットメガネ」を利用して透過率を軽減しましょう。
ブルーライトは太陽光にも含まれる光線の一種で、可視光線の中では最も波長が短く強い刺激を持っています。
特に夜間のパソコン作業時に装着するのがおすすめです。ブルーライトによって体内時計が乱れるのを防げるため、寝つきが良くなる効果も期待できます。
2.アイマッサージャー
こりや筋肉の緊張を和らげるため、手軽に本格的な指圧体験ができる「アイマッサージャー」を利用しましょう。
疲れ目を軽減できるツボを刺激して老廃物を流し、エステのようなリフレッシュ気分を味わえるのが魅力です。
ホットヒーター機能などを備えている場合もあり、目元の血行促進も期待できます。
10,000円以下で購入できるモデルも多く、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。
3.加湿器
目の乾燥を予防するため、「加湿器」を利用しましょう。
パソコン作業に集中すると瞬きの回数が減るため、ドライアイや疲れ目の原因となります。
作業空間全体を適度な湿度に保ちたい場合は、部屋の大きさに合った加湿器を購入するのがおすすめです。
パソコンの周囲だけ加湿するのであれば、USBタイプの小型加湿器にすると卓上で邪魔にならず加湿できます。
まとめ
パソコン作業による疲れ目は、ピント調節を行う筋肉が緊張し続けるために引き起こされます。
目の痛みや充血、乾燥など症状の種類はさまざまです。
特にパソコンなどディスプレイでの長時間作業が原因の疲れ目は「VDT(Visual Display Terminal)症候群」と呼ばれています。
パソコンの疲れ目対策は、ディスプレイの明るさや角度調整・休憩や運動の実施・ツボの指圧・姿勢の改善・疲労改善が期待できる食べ物の摂取・眼科の受診などが挙げられます。
ブルーライトカットメガネやアイマッサージャー、加湿器などのグッズも上手に活用しましょう。