皆さん、お元気ですか。ベトナム人のトリンです。
私は、約5年間エンジニアとして働いています。
今回は「テクニカルライター」に関して面白そうに感じたので、調べた内容をこの記事でシェアしてみたいと思います。
この記事の目次
1.テクニカルライターとは?
テクニカルライターの「ライター」という言葉は、書くことに特化した方々を表しますが、エンジニア視点で接点のある「テクニカルライターが制作するもの」の具体的なイメージとしては技術商品の専門的な情報を発信する「ユーザーガイド」や「技術まとめ翻訳書」などを思い浮かべます。ブログやコラムとは違い、ユーザーなどが初めて操作をする際に困らない、問い合わせなどをせずとも自身で操作できるためのテキストが求められます。従って、今回調べてみた「テクニカルライター」は、技術知識を詳しく、執筆という技術を用いて伝える能力に長けた人だと言えます。
IT業界では、1960年代のパソコンの成長と共に、使用方法などユーザーが理解できるよう説明書が必要になったので、この用語が現れたようです。パソコンに代表されるメカニカル関連の商品は「説明書」のみではなく、IT業界の開発処理に関しての仕様書などが徐々に重要なことになってきたので、テクニカルライターの活躍の機会が増えていきそうです。
以下はインターネットの情報をより、給与レポートを共有します。
国 | 平均給与 | 初級(0-2年) | 中級(3-5年) | 上級(6+年) |
日本 | $75,000 | $145,000 – $60,000 | $60,000 – $90,000 | $90,000 – $135,000 |
ベトナム | $27,500 | $16,500 – $22,000 | $22,000 – $33,000 | $33,000 – $49,500 |
なお、2030年につけて5年間以上の経験を持つライターの給与見込みは、ベトナムでベトナムでは15%、日本で日本では5%増加すると予想されます。
2.仕事内容
給与レポートを見ると、一般的にこの職種は将来有望な印象を受けます。では、どのようなスキルがあるか述べていきます。
私が認識する限り、この職業は多くの分野で人気な選択肢として広がっていますが、今回はテクノロジー分野に限定し、一般的な仕事を主要な2つのグループに分けてご紹介いたします。
a. 家電製品の分野
車やテレビ、冷蔵庫、キッチンの家電、エアコンなどの家電製品を作るので、テクニカルライターにとっては正確でわかりやすいマニュアル制作が必須です。
b. ソフトウェア製品
個人的にこの分野が複雑な印象で、仕事量が多くあると思います。
私自身、エンジニアとして最初に仕様書が理解できませんでした。実際に開発している中でも仕様を理解するのは複雑だと感じることがあります。
そのため、エンジニアにはどうすればよいかを、ユーザーにはどのように使うかを説明する必要があると考えます。
具体的には、以下のように3つに分類してみました。
エンドユーザー向けの技術文書:
マニュアル、問い合わせのガイド、API仕様書、リリース作業ノート、クイックスタートガイドなど
プロジェクトのドキュメント:
見積もり、プロジェクト(案件)リポート、トレーニング用の資料、計画のテンプレート、デザイン用の資料など
営業資料:
ブログ、リリース作業のお知らせ、マーケティング書類、FAQsなど
以下の図もご参考ください。
3.求められるスキル
a. ソフトスキル
異なる書類を書くため、他のチームと一緒に働いて情報をまとめる必要があります。そのためには、コミュニケーションは重要なキーとされます。
他にも、家電商品のマニュアルであれば多様なユーザーを想定して英語や中国語など、様々な言語に翻訳することが求められます。
b. 文章作成能力
デザイン書類やソース説明書などはデザインナーや、エンジニアが書くことができます。ただし、彼らが必ずしも豊富な語彙を持つわけではないため、開発側から専門的な言葉で書いてあるので、ユーザーに伝わらないことも想定されます。
c. 読者の視点から理解
ユーザーの特性が多岐に渡る場合、その方々全員に伝わるものを書かなければならないため、読者の視点から理解する能力も大切な点であります。このため、クライントやどんな読者向けのテキストを書きたいかについて、調査をするスキルを習得することも求められるでしょう。
d. 技術への深い興味
もし転職すれば、ジャーナリスト、セールやマーケティング所属からの経験を持っている方にとって、上記のことは簡単にできると思いますが、特にIT業界において、エンジニアさえにも技術のことがかなり複雑ですので、深い興味を待たずに挑むことは困難なことだと思います。
4.まとめ
今回、調査を行うまで「テクニカルライター」という言葉は全く知りませんでした。調べていく中で「テクニカルライター」の仕事は非常にチャレンジングで、多彩なスキルが必要だと思います。
エンジニアリングの知識や高度な文章作成能力を身につけるには時間と努力がかかりそうですが、その一方で、得られる給与やキャリアの成長可能性を考えると、努力を続ける価値が十分にあると言えそうです。特に導入部分に難しさのあるサービスを提供するソフトウェア開発会社にとってはこの「テクニカルライター」の採用を検討するとカスタマーサポートの観点でも役立つかもしれません。
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