ターゲットユーザーの心をつかむ色は?求人サイトの配色を職業別で分析してみた!
求人サイトを制作する際、配色の選定は非常に重要な要素です。配色はサイトの見た目だけでなく、ユーザーの感情や行動、ブランドイメージにも大きな影響を与えます。そのため、企業の理念や職種に応じて配色を適切に設定することが求められます。
今回は、「事務系」「IT系」「クリエイティブ系」「医療系」「飲食系」の五つの分類における主流の求人サイトの配色を分析します。求人サイトを作成する際、配色を決定するヒントになれば幸いです。
この記事の目次
配色の比較:業種別の求人サイトのデザイン
事務系:信頼感を重視した配色
事務職・総合職向けの求人情報を多く扱う「エン転職」では、青色を基調とした配色が採用されています。
青色は信頼感・清潔感・冷静さを伝える色であり、企業のロゴやブランドカラーとしても広く活用されています。求人サイトにおいては、求職者と企業双方に「信頼できる仲介役」としての印象を与えるのに適した色といえます。
また、青色は中立的な印象を与える効果もあり、情報の正確性や公平性を重視する人材業界において適した配色といえます。
IT系:安定感と冷静さを意識した配色
ITエンジニアやWeb系職種を扱う「Green」では、ビビッドな緑色をメインカラーとし、グレー系のカラーと組み合わせています。
緑色は安定感・安心感・調和を象徴し、見る人にリラックスや信頼を感じさせる効果があります。そのため、幅広い業界で活用されている色です。
さらに、グレーを加えることで、冷静さや無機質な印象が加わり、IT業界の精密さや論理性を連想させる配色になっています。
クリエイティブ系:洗練されたデザイン性を表現する配色
クリエイティブ系求人を扱う「ViViViT」では、白を大面積で使用し、温度感のある黒とビビッドなピンクを組み合わせています。
白色を多用することで、高級感や優れたデザイン性を演出しています。また、一見すると黒に見える色も、実際には赤味が含まれており、温かみのある印象を与えています。
さらに、アクセントカラーとしてビビッドなピンクを採用しており、活気や上品さ、若者向けのデザインを意識した構成になっています。
医療系:安心感と信頼感を強調する配色
介護職・ヘルパー向けの求人を扱う「ジョブメドレー」では、深みのある青緑系の色が使用されています。
この色は「グリーンの安心感」と「ブルーの冷静さ・信頼感」を融合させた落ち着いた印象を持ち、洗練されたデザインを演出しています。
特に医療業界では、清潔感・安全性・自然な印象が求められるため、青緑色がバランスよく活用されています。
飲食系:食欲や親しみやすさを促す配色
飲食業界の求人サイトでは、「おいしさ」「温かさ」を表現するために、黄色やオレンジが多く使用されています。
オレンジ色は、行動を促す色として知られており、食欲増進・親しみやすさ・活気を感じさせる効果があります。そのため、飲食業界の活気ある職場のイメージを強調する際に適しています。
この色は、飲食業界のテーマと相性がよく、応募者が「この職場に興味を持ちやすい」という心理的な効果を生み出します。
まとめ
配色は、求人サイトの基盤を形成する重要な要素です。サイトのテーマ・ブランド理念・業界・ターゲット層など、多角的な視点から慎重に決定する必要があります。適切な色選びを行うことで、デザインの視認性を向上させ、ユーザーの心理に訴えかけることが可能です。本記事の考察が、求人サイトの配色を決定する際の参考になれば幸いです。
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