求人検索エンジンとはなーに?ーデザイナー視点でIndeedのデザインをみてみました!
求人検索エンジンとは?
求人検索エンジンと求人サイトは似ているようで、実は異なる仕組みを持っています。求人検索エンジンとは、インターネット上に散在する求人情報を自動で収集し、求職者が検索できるようにする「検索専用サイト」です。情報の掲載元は多くの場合、自社ではなく、他の求人サイトや企業の採用ページから取得したものが表示されます。そのため、求人検索エンジンの方が求人の種類や数が多く、検索性にも優れていると言われています。
このような求人検索エンジンを機能させるために、いくつかの要素が必要です。以下に代表的なものをまとめました。
・求人情報の収集・登録機能
他サイトから自動的に情報を取得するだけでなく、企業側が直接投稿できるフォームも備えていると、利便性が向上します。
・検索機能
キーワードや地域の検索に加え、ユーザーが条件を絞り込める機能が求められます。
・求人詳細ページ
企業情報や募集要項、応募方法などを記載するページで、求職者にとって重要な情報がまとめられています。
・応募機能
求職者がサイトを通じて直接応募するか、掲載元へ遷移して応募できる仕組みが必要です。
・運営管理画面
サイトの運営者向けの管理画面で、求人情報の掲載・編集・削除、投稿の承認管理、求職者データの確認などを行います。
・企業管理画面
企業側が自社の求人情報を掲載・編集・削除し、応募状況を管理できる画面が必要です。
・求職者画面
アカウント登録やログイン、ブックマーク機能のほか、履歴書のアップロード・管理や応募履歴の確認機能が求められます。
・スマートフォン対応
多くの求職者がスマートフォンで求人情報を閲覧するため、サイトはスマホ対応が必要です。
求人検索エンジンのUI・UXデザイン
求人検索エンジンの機能が理解できたところで、UI・UXデザインの視点から「Indeed」を例に考えてみましょう。
ログインと登録
多くのサイト同様、サービス利用のためにはまずログインが必要です。「Indeed」ではGoogleやAppleのアカウント連携、メールアドレス登録など複数の方法が用意されており、利便性が高くなっています。
初期アンケートの活用
登録後、7つの簡単な質問に回答するアンケートが表示されます。一見手間に思えますが、この回答を通じて簡単な履歴書が作成され、求職者の希望が登録されます。これにより、適切な情報提供が可能になり、満足度向上につながります。
また、UIデザインの観点からも、質問数を明示し進捗を視覚的に表示することで、入力負担を軽減し、スムーズな体験を実現しています。
ホーム画面の構成
求人検索や応募を行うホーム画面は、シンプルなデザインで視認性が高く、情報を容易に読み取ることができます。特に検索条件の絞り込み機能は一覧表示されており、ワンクリックで条件変更が可能です。また、現在適用されている検索条件が一目で分かる仕様になっています。
一覧画面の構造
通常の求人サイトでは、一覧画面に情報カードを表示し、興味がある場合に詳細画面へ遷移します。一方、「Indeed」では一覧画面の半分を情報カード、もう半分を詳細情報表示スペースとして活用しています。この構造により、頻繁な画面遷移を必要とせず、一覧画面で効率的に情報を確認し、応募の意思決定が可能になります。
履歴書の統一化と簡単応募機能
「Indeed」ではサイト内で履歴書を作成できるため、「プロフィールだけで簡単応募」と表示された求人に対してはワンクリックで応募が可能です。履歴書のフォーマットを統一することで、企業側の判断基準を統一し、求職者の記入負担を軽減する工夫が施されています。また、求職者が企業へ提供する情報の均一化により、公平な採用環境が整えられています。
まとめ
求人検索エンジンの仕組みやデザインの違いによって、求職者の使いやすさや利便性は大きく異なります。デザインは単なる視覚的な要素ではなく、サイトの利便性や操作性に直接影響を与える重要な要素です。細かな調整を加えることで、使い勝手が大きく向上し、より効果的な求職支援が可能になります。
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