パナソニック、頑丈ノートPC「TOUGHBOOK」で12型液晶ハイエンドモデル 登山家 野口健氏も絶賛

  • 2017/7/6
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2017/07/06

パナソニックは、過酷な現場環境でも使える法人向けノートPC「TOUGHBOOK(タフブック)」の新製品「CF-33」を9月下旬に発売すると発表した。タブレットとしても使用できるデタッチャブル(着脱式)で従来製品よりも薄型・軽量化を図ったのが特長。価格はオープン。パナソニックの直販サイトでの価格は43万6200円(税別)から。

「TOUGHBOOK(タフブック) CF-33」

「TOUGHBOOK(タフブック) CF-33」

デタッチャブル(着脱式)で、タブレットとしても使用できる

デタッチャブル(着脱式)で、タブレットとしても使用できる

CF-33は、「TOUGHBOOK」シリーズのハイエンドモデル。ディスプレー部をキーボードから外すと12型の画面サイズのタブレット端末として利用できる。120cmの落下試験をクリアしており、IP65準拠の防塵防滴性能を備えるほか、耐振動MIL-STD-810Gにも準拠した。

ディスプレーには12型の約1200cd/m2の高輝度液晶を搭載。手袋装着したままや水滴が付着してもタッチ操作が行える。また、カスタマイズで、バーコードリーダーやシリアルコネクター、USB2.0ポート、リアカメラ、ワイヤレスWAN、大容量バッテリーなどのオプションにも対応する。

サイズはキーボード装着時で幅313×奥行288.4×高さ46.1mm、タブレット部は幅308×奥行243.6×高さ21.6mm。重さはキーボード装着時が約2.76kg、タブレット部のみは約1.53Kg。OSはWindows 10 Pro 64ビット。

CF-33を持つ樋口泰行・パナソニック コネクティッドソリューションズ社社長(左から2人目)と坂元寛明・パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部 事業部長(右)

新製品発表会で、樋口泰行・パナソニック コネクティッドソリューションズ社社長は「他社にまねができない、とがった技術で、尖った製品を作ろうという方針で開発したのがタフブック。お客様の声を聞き、現場でどんな使われ方をするのかを理解し、現場の人の立場に立って開発をしてきた」と、新製品について説明した。

また、坂元寛明・パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部 事業部長は新製品のコンセプトを説明。「従来製品はデザインや重さで日本国内では今一つ受け入れてもらえなかった。そこで、1年前に、軽量で10型液晶の『CF-20』というモデルを試験的に発売したところ、大画面のニーズがあると分かり、CF-33を発売することにした。タフブックのターゲットは救急・消防や製造、物流などでの利用で、各業界の働き方をタフブックで改革していく」と意気込みを述べた。

「TOUGH BOOK」の2017年国内販売目標は5万台。また年成長率20%を目指す

「TOUGH BOOK」の2017年国内販売目標は5万台。また年成長率20%を目指す

発表会では実際の利用シーンを再現した展示も行われた

発表会では実際の利用シーンを再現した展示も行われた

発表会にはアルピニストの野口健さんもゲストで登場。「エベレストに登頂した時には、必ず10台のPCを持って行ったが、気圧の急激な変化で、圧がかかり、ハードディスクがクラッシュすることがあったりして、5~6台が壊れてしまっていた」と登山でのPC使用について語った。その上で「このCF-33なら、その苦労もなくなりそうで、すばらしい。12月に登頂予定のヒマラヤから、CF-33で使って世界に発信したい」と述べた。

アルピニストの野口健さん

アルピニストの野口健さん

また、野口さんが参加し、マイナス10度の氷漬けにされたタフブックの氷を割って起動させるデモも行われた。その様子を見た野口さんは「この状態で動くのはすごい。この状態になったら私の方が死んでいる」と話し、会場を笑わせた。

氷漬けにされた「CF-33」

氷漬けにされた「CF-33」

デモを見た野口さんは「これまでは山に持ち込むにはPCに気を配らなくてはならなかったが、これからはPCが人に気を配る時代になりますね」とも語った

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