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KDDI、SIMカードを活用したIoT機器用セキュリティ技術開発 世界初の実証に成功
- 2016/10/24
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2016/10/24
開発したのは高いセキュリティ耐性を持ち、遠隔から保守が可能なSIMの中に、IoT機器向けの暗号鍵を発行するアプリを組み込み、IoT機器への共通鍵や公開鍵証明書を簡単で安全に発行する技術。KDDI総合研究所が開発した。
新技術によるIoT機器の通信イメージ
共通鍵は第三者にデータを読み取られないように、暗号化をするために用いる値。公開鍵証明書は公開鍵と秘密鍵と呼ばれるペア鍵で構成され、片方の鍵で暗号化された情報が、もう片方の鍵でしか復号できない特徴を持つ暗号技術。新技術での公開鍵証明書は、通信会社によって署名されたプライベートな公開鍵証明書になる。
一方、KDDIでは無線通信経由でIoT機器向けの暗号鍵を発行するアプリを、遠隔操作で設定・解除する実証実験に成功。これによってIoT機器向けの認証、暗号通信、電子署名とこれらを支えるための暗号鍵の遠隔保守が可能なるとしている。また、SIMを活用したIoT機器の通信向け暗号鍵管理技術の開発と遠隔保守の実証は世界初という。
SIMとIoT機器との間で共通鍵を共有する仕組み
KDDIでは、監視カメラや災害観測などのインフラを支える機器がネットワークにつながるケースで、新技術を利用することで通信の安全確保と遠隔保守での使用を見込んでいるほか、家電製品のリモートアップデートやスマートフォン(スマホ)を利用し家の鍵を解錠などの利用を想定している。
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