旬なアキバを現場より! 「ナマアキバ」第2回 なぜ今、ガラケーの需要があるのか!?

  • 2015/11/16
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2015/11/16
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秋葉原の中古PC/モバイルショップの店長兼、ジョーシス編集員を務める私「スーさん」が秋葉原のデジモノ動向、トレンドを皆様にお届け!

第2回は「なぜ今、ガラケー?」をテーマにお送りいたします。

秋葉原のガラケー需要

20154月の日経新聞には2017年以降、各社のガラケーが生産終了することが記事として取り上げられていました。

 

テレビを点ければ最新機種をアピールする各社キャリアのCMが流れ、大型家電量販店ではキャンペーンを開催しスマホの契約の獲得に躍起になっています。

 

そんな今、秋葉原では予想もしなかった「ガラケー需要」があることをご存知ですか?

たとえばコチラ、2005年発売のPanasonic社製のP901iというガラケーです。

発売当時は画期的だった、取り外して外装を交換できるカスタムジャケット対応、カメラ内蔵、miniSDカードを搭載することも可能。

 

今となっては

 

「ワンセグもGPSもないしおサイフケータイもつかえないの??」

 

なんて感じる方もいらっしゃるかと思いますが、当時のハイエンド機種として人気を馳せた機種です。

 

10年経っていますね、外装もボロボロですね。

2005年発売のPanasonic社製のP901iというガラケーの画像

2005年発売のPanasonic社製のP901iというガラケー

秋葉原の中古携帯電話専門店である「Rmobile秋葉原店」ではこちらのガラケーをなんと3,980円で売っております。

 

実は今年の春ごろから、秋葉原ではガラケーを求める人が後を絶ちません。

 

高速通信なんて使えません、画面は小さいし、ブラウジングにも最適とは言えません、音楽プレイヤーも内蔵していないし、できることはメールと電話。。。。*1

 

なぜ今「ガラケー」なのでしょうか?

 

1 各種サービスに対応した高機能ガラケーも多く存在します。

なぜ今ガラケー? その背景は

皆さんは「キャリア下取り」というサービスをご存知でしょうか?

 

今までつかっていたスマホ、ガラケーを機種変更やMNPを行う際にキャリアが下取りし、その価格分を端末代金やポイントにて還元するというサービスです。

一部機種において、リサイクルショップや中古携帯販売店よりも買取価格がキャリア下取り価格のほうがはるかに高い場合があり、また下取りが利用できる条件についても

 

・電源が入ること

・充電ができること

 

・水没反応がないこと

 

・本体に破損がないこと

 

IMEI、シリアル番号が識別できること

 

等、キャリアにより条件は多少異なるようですが、比較的誰でも判断がしやすく「そういえば家に使ってないガラケーあったな」という時にも利用できることが多く、まさに「使わないモノ」が思わぬ割引や副収入になるお得なサービスです。

秋葉原のガラケー需要の陰には、この下取りサービスが大きく影響しています。

「機種変更やMNPの際、下取りサービスについて説明を受けたものの、ガラケーはもう捨ててしまった」

そんな時に

 

「中古ガラケーを購入して下取り用端末として利用しよう!」というワケです。

 

たとえばauのガラケー下取りプログラムでは、docomoSoftbankから販売された機種を持ち込むと、最大で10,800円、毎月の端末代金の値引きに利用することができます。

 

秋葉原で販売されているガラケーの多くは、3,0006,000円程度と比較的安価に購入できることからガラケーを求めて秋葉原を訪れる方が多いという背景があります。

店舗の外観とガラケーの棚の画像

店舗の外観とガラケーの棚

形を変えて生き残る「ガラケー」

もちろん「下取り需要」以外にも、通常利用の携帯電話としてガラケーをお求めになるお客様も少なくありません。

・スマホは持ってるけど、電池持ちのいい通話用の携帯が必要

・ずーっと同じガラケーを使っていて、コレじゃないとダメ!

 

・年配の両親に、簡単に使える通話専用の携帯を持たせたい

 

・会社利用の携帯で、やっぱりガラケーが必要

 

等、様々なニーズがいまだに存在します。

しかし一部報道によりますと、2017年以降ガラケーの製造は中止するといった話もあり、

「ガラケーなくなっちゃうの?」とガラケーユーザーの皆様は悲観してしまうかもしれませんが、各社ガラケーにスマホ機能をミックスした「ガラホ」や「ガラスマ」を新機種として投入していますし、通話に特化したガラケー専用の通信プランを押し出した戦略を展開するキャリアも存在します。

 

また、秋葉原の中古販売店のように今後も販売を継続することでユーザーの皆様が使い続けることができるよう供給が滞ることはないようにも感じます。

SHARP社製 SHF32 AndroidOSを搭載した「ガラホ」 スマホ機能を内蔵しつつガラケーの外観を呈した携帯電話。使い勝手も従来のガラケーと遜色がないように感じた。

ガラケー売るなら、秋葉原へ!

さて、情報システム担当の皆様は社内で利用した機種編後のガラケーやスマホの処分や廃棄にお困りではないですか?

パソコンと同じく情報資産の詰まった端末の処分、どうしたらいいか頭を抱える担当者の方も多いのではないでしょうか。

 

秋葉原では数多くの店舗において中古携帯電話の買取を行っています。

 

各店、査定額や査定時間、データ消去の安全性などそれぞれ強みを押し出していますが、この機会にぜひ一度秋葉原を訪れて相談してみてはいかがでしょうか?

 

大事な情報が詰まった情報機器、しっかりプロに依頼して安心安全な情報機器の管理を行いましょう!

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