【教育ITソリューションEXPO】子どもを飽きさせないeラーニング すららネット

  • 2016/5/30
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2016/05/30

子どもが飽きないインタラクティブ学習

すららネット マーケティンググループの持留氏(左)と釜谷さん

すららネット マーケティンググループの持留氏(左)と釜谷さん

「すらら」は、まず自分のキャラクターを作成することからスタート。そして出された質問に解答する。そして、その状況を『すらら』が判断して、「その子にあった出題」を行う。

アニメのようなキャラクターがいろいろ。

アニメのようなキャラクターがいろいろ。

例えば、普通のドリルの場合、最初にわからない問題があると、そこが白いまま進んでしまう。そうならないように「すらら」が判断してさかのぼり、その子にあった問題を出すという。

また、よく間違える問題は「つまずき判定」も行なう。そのため、いつでもつまずいた部分にさかのぼって復習することが可能だ。作成するキャラクターの表情などはゲームのようにカスタマイズすることもできる。

対応年齢は小学校高学年から高校3年生までで、小学5・6年生が国語・算数、中学生以上には国語・英語・数学の3科目が用意されている。

「我々のアニメーションを活かした対話型デジタル教材『すらら』の一番の特色は、子ども達が『集中して臨める』ということ。一般的にeラーニングでは、講義内容の動画を一方的に視聴するようなものが多い。しかし、それでは子どもの集中力が続かず、しっかり聞かない。『すらら』はインタラクティブで学習を進めていく仕組みを使っており、子どもが飽きることなく集中できる」と、マーケティンググループの持留竹史氏は胸を張る。

プロの声優を起用、聞き取りやすい教材に

「もう1つの大きなポイントはプロの声優を使っていること。プロの講師といえども、実際に聞き取りやすい声かどうかはまた別の話。声優さんがはっきり聞き取りやすく、届きやすい言葉で話してくれることで、より子ども達の頭に入りやすく、飽きさせない」と、持留氏は説明する。

キャラクターにもストーリーがあるという芸の細かさ。

キャラクターにもストーリーがあるという芸の細かさ。

すららでは、キャラクターを決めてゲームのように楽しみながら各地の相手と競争することができる。また、教える側は子ども達ががんばる様子をリアルタイムで見守ることができるのがメリットだという。

塾600か所、学校100校に導入が拡大

すららは「現在、塾では600か所ぐらい、学校では100校ぐらい」(持留氏)で導入されているという。また、東日本大震災の後には、生協さんの2階を使って、子ども達の学習機会の提供に協力したこともある。

すららのサービスは場所を選ばず子ども達に教育の場を与えられるeラーニングの大きな可能性を示しているといえるだろう。


すららネット
http://surala.jp/


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