【しゅうまいの情シスDAYS】第7回 エクセル方眼紙をせっせと作っていた私

  • 2016/6/23
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2016/06/23

しゅうまいです。新卒でSIerのSEとして入社後に銀行システムを中心に中国オフショア開発プロジェクトなども経験しました。2012年に退職後はブロガー兼ライターとして活動しています。SE時代のことや、近ごろ気になるいろんなことを書いていくつもりです!

エクセル方眼紙って何?

ジョーシスなお仕事の方は「エクセル方眼紙」についてどう思いますか?

エクセル方眼紙とは、マイクロソフトのオフィスのエクセルを使用して作成する帳票の一種です。セルの横幅を高さと同じ程度の小刻みにして「セルの結合」を多用することで1枚の用紙にありったけの欄を詰め込む、罫線たっぷりのレイアウト手法です。

しかし、ほかによりよい方法がある現在では、敬遠されて何かと悪者にされがちです。

プリンターやPCの機種などの環境が異なるところからプリントアウトしようとすると、一番外側のセルが印刷されなかったりしますから、結構イライラするんですよね。

何よりも、「1つずつ分かれたセルに文字を入力しなくてはならないのが面倒くさい」という問題点があります。年月日くらいならよいですが、氏名のカタカナが1文字ずつレイアウトされているという最悪のエクセル方眼紙も存在していたそうです。

そんな、今となっては嫌われもののエクセル方眼紙が重宝されていた頃に、私は社会人になりました。

私は業務システムを開発するプロジェクトに配属されてしばらく経つと、チームのトラブル管理の仕事をすることになりました。管理システムにRedmineなどのよい仕組みがなかった頃の話です。

エクセルマクロの夜明け

その時代のトラブル管理は、共有PCのフォルダにエクセルファイルでトラブル票を起票して管理するという、かなり原始的なやり方をしていました。Wi-Fi(無線LAN)が高価なのでLANケーブルでネットワークを構成していたくらい前のことです。

そのようなやり方では、個別に起票された内容を管理のための一覧に転記するのも手動でコピペでした。

しかし、ある時、私は「エクセルマクロ」というものの存在を知り、個別のトラブル票のファイルから一覧への転記も自動でできる仕組みがあるということに衝撃を受けました。

そうか、せっかく入力したものはデータとして再活用できるんだ!

その転記マクロをもらって自分のチーム用にアレンジしたら、管理の手間が著しく短縮されることになりました。転記という単純なコピペの繰り返しで、やっていても楽しくない仕事が数分で終わるようになったのです。

「なんじゃこりゃ、楽すぎる!」
「エクセルすごい!!」

そこから“エクセルラブ”になってしまった私は、プロジェクトで使う数々のエクセル方眼紙を作成していきました。また、変数の宣言も無視した全くひどいソースコードのマクロを作成しては動作させることで悦に入っていました。

実は、こうやって本来のお仕事からは横に外れたスキルを蓄積していくのは結構楽しかったりしたのです。何よりも、作成には時間がかかったとしても、作業時間の短縮で自分が直接メリットを享受できることが気持ちよかったのです。

「セルを結合して中央揃え」革命www

そして、その後、マイクロソフトオフィスがバージョンアップされエクセルに「セルを結合して中央揃え」ボタンが実装されました。当時は「エクセル方眼紙が作りやすくなったよ、バンザイ!」と思っていました。しかし、今となっては「そんなことやるより、ちゃんとプロジェクト管理手法を学びなさいよ!」とその時の自分に言いたくなります。

現在は世間で再度エクセルが見直されているようで、昨年くらいにエクセル仕事術本のブームがありました。その本は、作業をもっと効率的にミスなくやりましょうという内容です。パソコン歴が長くない人はエクセルでできることを意外と知らないものなので、活用レシピを教えてくれる本はありがたいでしょう。

それにしても、私が学生時代に初めてエクセルを使ってから15年以上が経っています。そして、現在でも使っているので、まさに苦楽を共にし続けてきたアプリケーションであることは間違いありません。

「苦」の担当は、マクロウィルスだったりしますが……。
(私の貴重な時間を返してください!)

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