アプリデザインとWebデザインの違いは?

こんにちは。UIデザイナーのカヒブンです。

弊社はスマホアプリケーションのデザインを提供できますので、今日のブログでは、アプリデザインとWebデザインの違いについて解説したいと思います。

アプリデザインの特徴

プラットフォーム固有のガイドライン

アプリのUIデザインでは、iOSやAndroidなどのプラットフォームごとのデザインガイドラインに従うことが重要です。例えば、Appleは「Human Interface Guidelines(HIG)」を提供しており、Googleは「Material Design」を提供しています。これらのガイドラインは、プラットフォームに固有のデザインパターンやインタラクションスタイルを推奨し、ユーザーが各プラットフォームで一貫した体験を得られるようにします。

ジェスチャインタラクション

アプリはタッチスクリーンデバイスで使用されるため、ジェスチャーインタラクションが重要です。スワイプ、タップ、ピンチなどのジェスチャーは、直感的でスムーズな操作を可能にします。これにより、ユーザーは複雑な操作をシンプルに実行できるようになります。

オフライン機能

多くのアプリはオフラインでも動作するように設計されています。これにより、ユーザーはインターネット接続がなくてもアプリを利用できる利便性があります。例えば、オフラインでのデータ保存やキャッシュ機能などが考えられます。

パフォーマンスとリソースの最適化

アプリはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで動作するため、パフォーマンスとリソースの最適化が重要です。デバイスのリソース(CPU、メモリ、バッテリーなど)を効率的に使用し、スムーズで迅速な操作体験を提供することが求められます。

Webデザインの特徴

様々なプラットフォーム対応

Webデザインでは、異なるデバイスやブラウザで一貫したユーザー体験を提供することが重要です。レスポンシブデザインを使用して、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなどのさまざまな画面サイズに対応します。これにより、ユーザーはどのデバイスからでも快適にWebサイトを利用できます。

URLからアクセス

WebサイトはURLからアクセスできます。ユーザーは特定のURLを入力するか、検索エンジンを使用して目的のサイトにアクセスします。このため、SEO(検索エンジン最適化)やパフォーマンスの向上が重要となります。

インタラクションの制限

Webデザインでは、タッチジェスチャーに比べてインタラクションの選択肢が制限されることがあります。多くのユーザーはマウスやキーボードを使用してWebサイトを操作するため、クリックやホバーなどの基本的なインタラクションが主になります。

更新と展開

Webサイトの更新や新機能の追加は比較的容易です。デプロイメントサーバー上で変更を行うことで、すべてのユーザーに即座に反映されます。これに対して、アプリの更新はユーザーが新しいバージョンをダウンロードしてインストールする必要があるため、時間がかかることがあります。

アプリデザインとWebデザインの共通点

ユーザー中心のデザイン

どちらのデザインアプローチも、ユーザー中心のデザインを重視します。ユーザーのニーズや期待に応えるために、直感的で使いやすいインターフェースを提供することが目指されています。ユーザーの行動を理解し、UXリサーチを活用することが重要です。

一貫性とアクセシビリティ

一貫性のあるデザインとブランディングは、ユーザーに信頼感を与えます。統一されたカラーパレット、タイポグラフィ、アイコンスタイルを使用することで、ブランドの認知度を高め、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

アクセシビリティは、「アクセス可能な」や「利用しやすさ」という意味です。 誰にでもアクセス可能であり、利用しやすいことがアクセシビリティデザインに含まれる。

デザインツール

アプリデザインとWebデザイン制作には、それぞれのデザイン制作に特化した機能を備えたデザインツールがあります。例:Figma、Adobe XD、Sketch。チームでの共同作業に優れており、作業進捗を確認ができるので、弊社はよくFigmaを使っています。

アプリデザインの具体的な要素

ナビゲーション

アプリのナビゲーションは、ユーザーがスムーズに移動できるように設計される必要があります。タブバー、ハンバーガーメニュー、ボトムナビゲーションなど、プラットフォームに応じたナビゲーションパターンを使用します。

トランジション

トランジションは、アプリに動きと生命感をもたらします。スムーズなトランジションやフィードバックを提供することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

プッシュ通知

アプリはプッシュ通知を利用して、ユーザーにリアルタイムの情報を提供できます。これにより、ユーザーの関心を引き、再訪を促すことが可能です。ただし、過剰な通知はユーザーに不快感を与えるため、適切なバランスが求められます。

Webデザインの具体的な要素

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインは、異なるデバイスで一貫した体験を提供するための重要な要素です。フレキシブルなグリッドレイアウトやメディアクエリを使用して、画面サイズに応じたコンテンツの配置を調整します。

まとめ

アプリデザインとWebデザインは、それぞれの特性やユーザー環境に合わせたアプローチが必要です。アプリはモバイルに最適化され、タッチ操作やオフライン機能を重視します。一方、Webデザインはクロスプラットフォーム対応やレスポンシブデザインを重視し、一貫した体験を提供します。どちらもユーザー中心のデザイン、一貫性のあるブランディング、アクセシビリティの確保が共通の目標です。効果的なUIデザインには、これらの違いと共通点を理解し、最適なデザインを提供することが求められます。

この急速に発展する業界では、アプリやWebデザインにおいて常に新しいデザイントレンドが生まれていますので、今後も良い新しいデザインやサービスを積極的に注目していきたいと思います。では、今回のブログは以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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