【WordPress】プラグインを使って記事のフィードバックを受け取る

  • 2025/1/15
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訪問者に向けて発信した情報が本当にニーズにマッチしているのか、その情報は問題を解決できているのかを知ることは難しいことです。このような場合に役立つ、訪問者から簡単にフィードバックを収集するWordPress向けプラグインを紹介します。

フィードバック収集プラグインとは

訪問者からフィードバックを収集するプラグインはいくつかありますが、今回はHelpful – Article Feedback Plugin(以下、Helpful)を利用します。例えばWPForms、Yasrなどが同様の機能を提供するプラグインとして挙げられますが、Helpfulの設定方法はよりシンプルだと感じたためHelpfulを採用しました。今回の記事で紹介する機能は無料で提供されているHelpfulの機能のみとなります。
Helpfulはこの情シスナビにも導入しており、記事の下部に「この情報は役に立ちましたか?」というメッセージを表示しています。とてもシンプルな構成で、以下のようなメリットがあります。

  • 開発コストをかけずに組み込むことができる
  • 大きな設置スペースを必要としないためユーザー体験を損ねることがない
  • 詳細なカスタマイズが可能

Helpfulの掲載例(サムズアップアイコンをクリックして展開した画面)

インストールと設定方法

Helpfulは以下の手順でインストールすることができます。

  1. WordPressの管理画面に移動し、左メニューの「プラグイン」から「新規プラグインを追加」をクリックします。
  2. 「Helpful」と入力すると「Helpful – Article Feedback Plugin」がヒットしますので「今すぐインストール」をクリックし、さらに「有効」をクリックします。

Helpfulの設定

Helpfulのインストールと有効化が完了すると左メニューに「Helpful」が追加されます。
「Helpful」配下にある「Options」をクリックするとHelpfulの設定を行えます。ここでは主な設定内容を紹介します。
なお、設定変更後は「Save settings」ボタンをクリックしないと設定が反映されないためご注意ください。

Helpfulの設定 – Content

  • Title – 質問のタイトルです。(設定例:この情報は役に立ちましたか?)
  • Rating Button Type – クリックボタンをアイコンかテキストか、それともその両方かを選びます。情シスナビではアイコン(Icon)を設定しています。
  • Positive Rating Icon、Negative Rating Icon – クリックボタンをアイコンにした場合のアイコンの種類を選択します。サムズアップ、顔アイコンから選びます。
  • Positive Rating Icon、Negative Rating Text – クリックボタンをテキストにした場合のテキストを設定します。デフォルトではYes、Noが設定されています。
  • Textarea Label Positive Rating、Textarea Label Negative Rating – ポジティブ、ネガティブの入力フォームを設定します。情シスナビではどちらも「よろしければフィードバックを送信してください(オプション)」を設定しています。
  • Textarea Placeholder:上記入力フォームのプレースホルダー(入力前の表示テキスト)を設定します。情シスナビでは「メッセージを入力してください」を設定しています。
  • Submit Button Text、Cancel Button Text – フィードバック送信ボタン、キャンセルボタンのタイトルを設定します。
  • Successful Submission Text – フィードバック送信後のテキストを設定します。情シスナビでは「フィードバックをいただき、ありがとうございました!」を設定しています。

Helpfulの設定 – Style

テキストやボタンのサイズや色、余白など非常に細かく設定できます。情シスナビではほぼデフォルトの設定のままとなっています。

Helpfulの設定 – Advanced

  • Post Types(Form) – Helpfulを設置するタイプをpage(固定ページ)、post(投稿ページ)などから選択します。

サイトへの埋め込みと集計

プラグインのインストールと同時に公開されます。

訪問者のフィードバック手順

以下のようなフローで訪問者からのフィードバックを得ることを想定しています。

  1. 訪問者は記事を読んだあと、自分のニーズにマッチしているようであればサムズアップアイコン(または役に立ったなどのテキスト)を、そうでなければサムズダウンアイコン(または役に立たなかったなどのテキスト)をクリックします。
  2. 追加でサイト運営者に何かコメントを残したい場合は「メッセージを入力してください」という入力フォームにメッセージを入力します。特にメッセージを残す必要のない場合、この入力フォームは空欄のままで大丈夫です。
  3. 内容を確認して「送信」ボタンをクリックします。以上でフィードバックは完了です。

サイト管理者のフィードバック確認手順

以下の手順で管理者画面からフィードバックを確認します。

  1. WordPressの管理画面に移動し、左メニューの「Helpful」をクリックします。
  2. 移動先のページ内から「Feedback」をクリックするとフィードバックの一覧が表示されます。コメントの記入のない場合は「N/A」というテキストが表示されます。
    また、最新の情報が表示されていないと思われる場合は画面右上の「Update metrics」というボタンをクリックして最新の情報に更新します。

フィードバック結果の活用法

このようにユーザーからのフィードバックを簡単に収集できる機能は有用です。この機能によって得られたフィードバックを最大限に活用するために、以下のような活用法を提案します。

  1. コンテンツのブラッシュアップ
    訪問者からの意見をもとに、コンテンツや記事を改善します。もしも誤った情報や古い情報を掲載していることを指摘された場合、それらを調査し必要であれば改善することができます。
  2. 簡易的な投票機能
    「あなたならこの記事に同意する?」といった見出しにすることで、簡易的な投票機能とすることもできます。

まとめ

Helpfulは、簡単な設定とシンプルなデザインで記事のフィードバック集計を実現することのできる便利なプラグインです。無料の範囲内の機能でも十分に活用することができますので、訪問者からのフィードバックの収集に興味がありましたら、まずは試してみてください。

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フィードバックをいただき、ありがとうございました!

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