【WordPress】バックアップ、サイト移行にオススメのプラグイン4選

  • 2024/10/29
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WordPressで構築したサイトのバックアップと移行はデータの安全性を確保し、異なるホスティング環境への移行をスムーズに行うために非常に重要です。しかし、この作業をテーマファイル、DBデータなどひとつずつ手作業で行うには、作業漏れの発生するリスクがあります。
今回はバックアップおよび移行作業に有用なプラグインと、それらを実行する際に気を付けるべき点について紹介します。

Duplicator

Duplicator – Migration & Backup Plugin

Duplicatorはサイトのすべてのファイルとデータベースを「パッケージ」として一つにまとめ、これを新しいホスティング環境に簡単にデプロイできるようにします。プリセットとスケジュール機能は基本的なプランには含まれていませんが、手動でのバックアップと移行が非常にシンプルであるため、中規模のウェブサイトで多く利用されています。

特徴

  • サイト全体のバックアップおよび移行が可能。
  • バックアップファイルをパッケージとして保存し、移行や復元を簡単に行えます。

利用方法

  • ダッシュボードのDuplicatorセクションで「パッケージ」を作成し、指示に従ってバックアップを取得します。
  • 移行先でパッケージをアップロードし、インストーラーを実行することでサイトを復元します。

利用上の注意

  • 大規模なサイトでの使用時は、リソースの消費が大きいため、サーバーの設定に注意が必要です。

無料版と有料版の違い

  • 無料版は基本的なバックアップと移行機能を提供しますが、有料版ではスケジュールバックアップやクラウドストレージへの自動アップロード機能が追加されます。

UpdraftPlus

UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin

UpdraftPlusはバックアップを定期的に設定し、それをクラウドストレージサービス(Google Drive、Dropbox、Amazon S3など)に保存する機能を提供します。操作が簡単で直感的なため、初心者にも扱いやすく、サイトの復元もバックアップから数クリックで行えます。また、プレミアムバージョンでは、より多くのストレージオプションと高度なセキュリティ機能が提供されます。

特徴

  • 定期的なバックアップと復元が簡単に行える。
  • 複数のクラウドストレージサービスと連携可能。

利用方法

  • プラグインの設定でバックアップのスケジュールを設定し、自動でバックアップを取得します。
  • 復元が必要な時はバックアップリストから選択して実行します。

利用上の注意

  • バックアップデータの保存先を適切に管理することが重要です。

無料版と有料版の違い

  • 無料版では基本的な機能のみ提供されます。有料版ではより高度なオプションとサポートが提供されます。

BackWPup

BackWPup – WordPress Backup & Restore Plugin

BackWPupはサイトのデータベース、ファイル、プラグイン、テンプレートを定期的に自動でバックアップします。保存先はローカルまたはクラウド(Amazon S3、Dropboxなど)に設定可能で、バックアップ後にはログファイルがメールで送信されるため、バックアップの状況を常に把握できます。プロバージョンではさらに多くの機能が追加され、サポートも強化されます。

特徴

  • データベース、ファイル、プラグイン、テーマのバックアップが可能。
  • ジョブごとにバックアップの内容を細かく設定できます。

利用方法

  • ジョブを作成し、バックアップの頻度や内容を指定します。
  • バックアップが完了すると指定した保存先にファイルが保存されます。

利用上の注意

  • バックアップ時にはサイトのパフォーマンスが一時的に影響を受ける場合があります。

無料版と有料版の違い

  • 無料版で多くの機能が利用可能です。有料版ではセキュリティ機能が強化され、サポートも充実します。

All-in-One WP Migration

All-in-One WP Migration and Backup

All-in-One WP Migrationは、その名の通り、WordPressサイト全体を簡単にエクスポートし、別のドメインやサーバーに移行するのに適したプラグインです。特に使用者が技術的な詳細を理解していなくても、ウェブサイトの移行を容易に行えるよう設計されています。エクスポートプロセス中に、ウェブサイトのURLやパスなどのデータを自動的に調整し、インポート時にサイトが正しく機能するようにします。有料版ではサイズ制限が解除されます。

特徴

  • インターフェースが直感的で、使用が非常に簡単。
  • サイト全体を一つのファイルにエクスポートし、どのWordPressサイトにも簡単にインポートできます。

利用方法

  • エクスポートタブからサイトをエクスポートし、移行先のサイトでインポートタブを使用してインポートします。

利用上の注意

  • サイトのサイズによっては、インポートプロセスが長時間にわたることがあります。

無料版と有料版の違い

  • 無料版はファイルサイズに制限がありますが、有料版ではこの制限が撤廃され、追加機能が利用できます。

バックアップの実行頻度

バックアップの頻度は、サイトの更新頻度と重要性によって異なります。以下はサイトの更新頻度別の一般的なバックアップの実行目安です。

高頻度で更新されるサイト
日次または実際の更新の都度にバックアップを取得することが理想的です。

定期的に更新されるサイト
週次または月次でのバックアップが適切です。

まれに更新されるサイト
更新のたび、または最低限月に1回はバックアップを行うことが推奨されます。

WordPressの多くのバックアッププラグインでは、これらのバックアップを自動化し、指定したスケジュールに従って自動的に実行するオプションを提供しています。このオプションによって手動での作業を省き、常に最新のバックアップが利用可能な状態を保てます。

バックアップファイルの保存先

バックアップファイルの保存先は、安全性とアクセシビリティのバランスを考慮して選ぶ必要があります。以下は主な保存先です。

ローカルサーバー
サイトがホストされている同じサーバーにバックアップを保存する方法ですが、サーバー自体に問題が発生した場合はバックアップも失われる可能性があります。

ローカルPC
ローカルPCの内蔵ドライブや外付けの記憶装置にファイルをバックアップする方法です。ローカルサーバーと同様に、ローカルPCに問題が発生した場合はバックアップが失われる可能性があります。

外部ストレージサービス
Dropbox、Google Drive、Amazon S3など、外部のクラウドストレージサービスにバックアップを保存する方法です。これにより、データセンターの異なる場所にバックアップが保存されるため、より安全です。

バックアップファイルは外部ストレージサービスに保存すると、より安全です

バックアップファイルのセキュリティについて気を付けるべきこと

バックアップファイルのセキュリティは非常に重要です。以下のポイントに注意してください。

暗号化
バックアップデータは転送中および保存中に暗号化することが重要です。これにより、不正アクセスによるデータの盗難や悪用を防ぐことができます。

アクセス管理
バックアップファイルへのアクセスは厳重に制限し、必要な人物のみに限定することが重要です。アクセス権を定期的に見直し、不要なアクセス権は削除します。

レギュラーチェックとテスト
定期的にバックアップファイルが正しく保存され、必要に応じて正確に復元できるかをテストすることが必要です。これにより、バックアップシステムの信頼性が保証されます。

これらのバックアップ戦略を適切に管理することで、WordPressサイトはどんな状況にも対応できるようになり、データの安全を確保することができます。

まとめ

バックアップと移行用のプラグインは、WordPressサイトの運営において重要な役割を担います。上記で紹介したプラグインは、それぞれ独自の機能と利点があり、サイトのニーズに応じて適切なものを選択することができます。定期的なバックアップと確実な移行手段を提供することで、どんな状況でもデータの安全性を保つことが可能です。

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