情シスナビ【スマートフォン＆モバイルEXPO 春】さらに広がり、深まるモバイルの可能性 -情シスナビ

2016/05/23

「スマートフォン＆モバイルEXPO 春」は「Japan IT Week 春」の1つとして開催された。スマートフォン（スマホ）やモバイルは、多くのビジネスパースンが興味をそそられるためか、会場はどこへ行っても人だかりだった。

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モバイルの活用に知恵を絞る各社
モバイルの可能性はまだ広がる

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モバイルの活用に知恵を絞る各社

展示会は「スマホ＆モバイル」というテーマだが、決して「端末の見本市」ではない。もちろん、新開発・新発売の端末を並べたブースもあったが、出展各社はスマホを含めたモバイル端末で「何ができるのか」、そしてそれを「何に使うのか」に力を入れていた感がある。そのためか、今回の展示会では多くのブースが「スマホで○○○」という展示を行っていた。

「スマホ＆モバイル春」は受付をする人が後を絶たなかった。

ポケットに収まるコンパクトなサイズ。速くてパワフルなチップ。タッチスクリーンの軽快な操作性。端末としてのスマホのメリットは、余りある。今やスマホで「何でもできる」という時代にもなりつつある。そんなスマホを活用しようと、今回の出展社は知恵を絞っていた。例えば、「スマホで商品管理をする」「スマホを無線機代わりに使用する」「顔の表情を読み取り、マーケティングツールとして活用する」といった具合だ。スマホの持つ機能を存分に活かした用途を、各社がそれぞれのアイデアで形にしていた。

漁師をイメージした展示で来場者の興味を引こうとするブースもあった。

こうしたアプローチによって、スマホの守備範囲はますます広がっていくと同時に、深まっていくように感じた、芽が出て幹が伸び、ある程度の高さに育った樹が、今度は傘を広げるようにぐんぐん枝を伸ばしていくような印象を受けた。

モバイルの可能性はまだ広がる

各ブースを見ると「いろいろなことを、人は考える」という感想を持った。モバイルで使う側のメリットを追求した製品。同様のサービス。こうした展示が多かった。モバイルはハードも通信インフラも、すでに完成している感がある。しかし、今回の展示会を見ると「モバイルをどう使うか」というソフト領域には、まだまだ可能性が眠っていると感じられた。