カテゴリー
ニュース レポート

【スマート工場EXPO】インダストリー4.0を実現する最新技術が集結した生産技術の展示会

東京ビックサイトで1月18~20日に開催された「第1回 スマート工場EXPO」。105社が出展し、ドイツ政府が提唱した「インダストリー4.0(第四次産業革命)」にある「スマート工場(自ら考える工場)」を実現に向けた技術が多くの企業から出展されていた。

2017/01/27

今年から開催されている「スマート工場EXPO」。2016年は「インダストリー4.0(第四次産業革命)」と「IoT(モノのインターネット)」という言葉が注目されたが、この展示会からは、それが本格的な導入段階に入りつつあることが感じられた。

ベルトコンベアの制御技術の展示

特に、工場内にあるIoT機器から収集された情報の活用し、その情報からIoT機器を制御して、効率的な生産を行うためのソリューションが出展企業から多く見られた。

生産設備などの制御技術の展示も目立った

一方、工場内の機器がネットワーク化やインターネット接続をすることは、セキュリティリスクも高まることを意味する。これを受け、IoT機器へのサイバー攻撃対策ソリューションなども出展が行われていた。出展105社から、特に注目のブースをレポートする。

 

<注目ブースピックアップ>

【スマート工場EXPO】工場のIPネットワーク化をワンストップで提供 アライドテレシス


ネットワーク機器のメーカーとして知られるアライドテレシスは、工場のIPネットワーク化ソリューション群を展示。インダストリー4.0、IoT時代に必要とされるネットワークシステムの導入から運用までをサポートサービスを展開する。

【スマート工場EXPO】プロジェクションマッピングでミスを防止するピッキングシステム アイオイ・システム


製造ラインや物流、流通の現場では欠かせないピッキングシステム。システムではラベルやバーコードなどを導入しミスを減らす仕組みが考えられてきたが、おのおので課題があった。それを解決したのが、アイオイ・システムの「プロジェクションピッキングシステム」だ。

【スマート工場EXPO】エージェントレス監視で、IoT機器の異常をいち早く検知 コムスクエア


ネットワーク機器の監視システムの開発を手がけるコムスクエアは、IoT(モノのインターネット)機器の監視運用ソリューションを出展。同社のブースでは多数の機器の監視運用業務のスマート化する「パトロールクラリス」を中心に展示を行っていた。

【スマート工場EXPO】工場のITセキュリティを守るソリューションをアピール トレンドマイクロ


セキュリティ大手のトレンドマイクロは、工場のITシステムやネットワーク環境を守るためのセキュリティソリューションを展示。外部の攻撃者によって工場などがサイバー攻撃を受けて稼働停止になるリスクを対策する製品のデモを行いアピールしていた。

【スマート工場EXPO】すぐ始めることができるIoTを前面に展示 東洋ビジネスエンジニアリング


製造業向けシステムのインテグレーター、東洋ビジネスエンジニアリングは、「小さくはじめて、大きく育てるIoT」をキーワードに、導入しすぐに始められるIoTソリューションなどを前面に出展。ブースでは同社のモノづくり企業に対する姿勢が見られた。