株式会社スパプラ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:寺下知哉)は、IT・プロダクト人材に特化したスキルアセスメントサービス「スキルレンズPRO」の提供を2026年10月1日に開始しました。同サービスは、面談を通じて担当業務の内容を深掘りし、業務ごとにどこまで一人で担えるかを可視化するものです。企画職向けの「PdMスキル診断」とITエンジニア向けの「PdEスキル診断」を提供し、採用・配属・育成の判断に活用できるスキルデータの蓄積を目指しています。
発表の要点──自己評価に頼らず、業務ごとの実務レベルを可視化
スキルレンズPROは、従来の自己評価を中心としたスキル管理とは異なり、面談エージェントが本人の職務経験や担当業務を聞き取り、実務レベルを評価する仕組みです。
同社は2026年6月に法人向けの「スキルレンズ」β版を公開し、複数企業と精度検証を実施してきました。その過程で、自己評価によって収集したスキルデータは実態とのズレが生じやすく、現場の判断に十分活用されていないという課題が明らかになったとしています。
そこで、対話データからスキルを評価する仕組みを開発。業務の棚卸しとAIコーチによる面談を通じて、本人の経験や行動特性、業務ごとの実務レベルを整理できるようにしました。
診断では、主に以下の情報を確認できます。
- 職務経歴: 面談で話した会社・案件・エピソードを、職務経歴書に近い形式で整理
- 面談サマリー: 面談内容を議事録のような形式で要約
- コンピテンシー: 仕事で取ってきた行動や、その特徴を整理
- 業務ごとの実務レベル: 100の業務シナリオごとに、一人で担えるか、サポートが必要かを可視化
- 今後の課題とアクションプラン: 個人の課題に応じたコメントと、今後3か月で取り組むことの候補を提示
これにより、採用面接の場でしか把握できなかった前職の経験や、他部署での業務実績についても、人事やマネージャーが確認しやすくなります。
採用・配属・育成の判断に活用
スキルレンズPROは、主に採用・配属・育成の3つの場面で活用できます。
採用:応募者のスキルを社員と比較
応募者やフリーランスに診断用のURLを送ることで、会員登録なしで診断を実施できます。診断結果を社内の社員と比較することで、スキルの見立て違いによる採用ミスマッチの低減を目指します。
配属・抜擢:必要なスキルを持つ社員を検索
ポジションに必要なスキルを選択すると、その業務を一人で担える社員を部門横断で探せます。新規事業のメンバー選定や、組織をまたいだ人材配置などへの活用を想定しています。
育成・研修:個人の課題に応じた育成計画を支援
診断結果をもとに、一人ひとりの課題に合わせたコメントやアクションプランを提示します。本人が目標を選択する仕組みも備えており、育成担当者の負担軽減を図ります。
AIを活用しながら、スキルの採点基準は自社で保有
同サービスの特徴の一つは、AIを活用して面談を進めながらも、スキルの判断そのものはAIに委ねず、採点ロジックを自社で保有している点です。
同社代表の寺下知哉氏は、面談を通じて仕事の中身を聞き取るプロセスをテクノロジーで再現することで、上司や同僚の感覚的な評価を超える確かさを目指していると説明しています。
また、採点ロジックを自社で持つことで、誰が診断を受けても共通の基準で評価できる仕組みを目指しています。
スキル情報を収集するだけでなく、採用・配属・育成の判断に使えるデータとして蓄積することが、同サービスの狙いです。
読者への示唆──スキルデータを人材配置や育成の判断に活かす
スキルレンズPROの発表から注目できるのは、スキルの可視化を人材情報の管理だけで終わらせず、実際の業務における意思決定につなげようとしている点です。
社員の能力を把握する仕組みがあっても、その情報が採用や配属、育成の判断に活用されなければ、組織全体の人材活用にはつながりにくくなります。
同サービスは、業務ごとの実務レベルを共通の基準で整理することで、必要な人材の選定や個人の課題に応じた育成を支援します。
人材配置や研修の見直しを検討している企業にとって、スキル情報をどのような基準で収集し、具体的な判断に結びつけるかを考えるうえで参考となる取り組みです。
名称 :株式会社スパプラ(SPICE PLUS)
所在地 :東京都渋谷区神南1丁目11-4 FPGリンクス神南5階
代表者 :代表取締役 寺下知哉
設立 :2023年7月(創業2022年1月)
事業内容:新規事業プロデュース、システム開発、DX支援、AIエージェント導入支援、VibeWorkの企画運営
URL :スパプラ公式サイト
株式会社スパプラ・2026年10月13日のプレスリリースより引用