実名ベースのキャリア相談SNS「ALUM」とは

株式会社アサイン(東京都千代田区、代表取締役:小瀬村卓実)は2026年8月19日、キャリア形成を支援する新サービスとして、キャリア特化型SNS「ALUM(アルム)」をリリースしたと発表しました。iOS・Android向けアプリとして提供され、利用料金は無料です。

「ALUM」は、各職種の第一線で活躍する専門人材と、実務課題に直面する20代〜30代のビジネスパーソンをつなぐキャリア相談プラットフォームです。質問者は匿名・実名を自由に選択でき、回答者側は職種や実績に応じたランク制度によって専門性が可視化される仕組みになっています。

「ALUM」は、「あなたの経験が、誰かを助ける。」をコンセプトに掲げたキャリア特化型SNSです。AIによる一般的な回答や、従来のSNSにおける情報収集を目的とした繋がりでは得られない、「各職種の第一線で活躍する専門人材から、実体験に基づく質の高い知見」を得られることが最大の特長です。

ALUMのサービスイメージ

サービスの特長

  • 質問者は「匿名・実名」を自由に選択可能
  • 職種ごとの専門人材による実践的な回答
  • 同一職種および異職種間での交流・ナレッジ共有
  • 質問と回答を通じたネットワーク形成
  • カテゴリーごとのランク制度により専門性を可視化
  • キャリア相談を通じたメンター関係の構築
  • マーケティングやコンサルティングなど、各領域でのエキスパート認定

エキスパート認定は、90万人以上のキャリアデータをもとにAIが所属企業・部門・回答内容から判定する仕組みで、最上位の「Sランク」については、ハイクラス人材のヘッドハンティング経験が豊富な同社Principalが監修する専任チームが認定を行うとしています。

エキスパート認定の仕組み

なぜ「匿名相談」ではなく「実名ベースの職業特化型SNS」を選んだのか

キャリア相談サービスの多くは、悩みを打ち明けやすくするために匿名性を前面に出す設計を採用します。一方で匿名前提の相談には、回答者の実績や専門性を検証しづらく、助言の質にばらつきが生じやすいという課題も伴います。同社が「ALUM」で選んだのは、匿名相談の選択肢を残しつつも、回答者側の実名性・専門性の可視化を軸に据える設計でした。

この選択の背景には、同社がこれまで蓄積してきたキャリア支援の実績があります。若手ハイエンド層に対して10万枚を超えるキャリアプランシートを提供してきた同社は、継続的な支援を通じて「人との出会いや、経験豊富な方からのアドバイスがキャリアを拓く」という知見を得てきたといいます。

同社が実施した30〜40代の管理職105名を対象とした調査でも、「キャリアが開かれたきっかけ」として、「自分の立場や役割の変化」に次いで「アドバイスをくれた上司やメンターの存在」が挙げられており、実在の人物からの具体的な助言がキャリア形成に与える影響の大きさがうかがえます。

キャリアが開かれたきっかけに関する調査結果

【調査概要】
調査対象:30〜40代の管理職105名
調査期間:2026/08/05〜2026/08/13
調査方法:アンケート調査(当社調べ)

加えて、同社が年1回開催し1,000名が来場した「CAREER SUMMIT 2026」でも、業界トップ企業のCXOやプロフェッショナルによる講演に好評の声が寄せられたといい、キャリアの第一線で活躍する人物の「リアルな知見」への需要を裏付ける材料になったとしています。こうした背景から、AIによる一般的な回答や匿名中心の情報収集では代替しにくい、実名の専門人材との直接的なやり取りに価値を見出す設計へと至ったと読み取れます。

CAREER SUMMIT 2026の様子

監修者プロフィール

長谷川翔氏(株式会社アサイン Principal)

長谷川 翔(株式会社アサイン Principal)
薬剤師国家資格を取得後、医療系サーチファームの関西支社長を経て株式会社アサインに参画。社内では4年連続支援実績No.1を記録し、エージェント最高職位であるPrincipalに就任。現在は経営層や人事責任者とのコネクションを強みに、IT・コンサル・M&A・商社・HR領域を中心にヘッドハンティングを担当。Bizreach JAPAN HEADHUNTER AWARDS 会員満足度部門MVP(2025年・2026年)受賞。

新規事業担当者への示唆

キャリア相談市場では、匿名性を強みとするサービスやAIチャット型の相談サービスがすでに広く普及しています。その中で「ALUM」が実名ベース・専門人材直結型という設計を選んだことは、差別化の切り口を「相談のしやすさ」ではなく「助言の確からしさ」に置いた事例として読み取れます。

新規事業の担当者にとって、既存市場の主流な設計(この場合は匿名性)をあえて外し、自社が積み上げてきた独自データや実績(キャリアプランシートの提供実績、社内アンケート調査など)を根拠に別の設計を選ぶという意思決定プロセスは、参考になる視点の一つといえます。

■株式会社アサインについて

会社名:株式会社アサイン
設立日:2016年12月27日
代表者:小瀬村 卓実
所在地:東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング12F・30F・36F
事業内容:キャリア支援事業(人材紹介、コーチング、研修ほか)
ホームページ:https://www.assign-inc.com/


株式会社アサイン・2026年8月19日のプレスリリースより引用