株式会社エスシーシー(東京都中野区、代表取締役社長:春日邦彦)は、企業の現場業務における問題の整理と改善方針の検討を支援する「無料業務診断サービス」の提供を開始しました。システム導入を前提とせず、現状の業務を整理したうえで「何が問題なのか」「何から着手すべきなのか」を明確にするサービスです。
何が発表されたのか──システム導入の前に「本当の問題」を整理する
今回の発表のポイントは、DXや業務改善を「システム導入」から始めるのではなく、その前段階にある業務整理から支援する点にあります。
SCCには、「表計算ソフトによる運用や老朽化したシステムから脱却したい」「特定の担当者に業務が依存している」といった相談が寄せられているといいます。
しかし、こうした相談では、目に見えている「手作業が多い」「属人化している」といった事象だけを解消しようとしてしまうと、本来の問題が残る可能性があります。
そこでSCCは、まず現状の業務を整理し、問題や課題、改善に向けた論点や優先順位、具体的な選択肢を提示する無料業務診断サービスを開始しました。
なぜ「システム導入ありき」にしないのか
ここで注目したいのは、システム開発・運用支援を手がけてきたSCCが、あえてシステム導入を前提としないサービスを打ち出している点です。
SCCは長年、企業のシステム開発や運用支援、業務改善プロジェクトに携わってきました。
そのなかで、「手作業が多い」「属人化している」という事象だけを見て、その原因や事業への影響を十分に整理しないままシステム化に進むケースがあるとしています。
実際には、解決策が必ずしも新しいシステムとは限りません。
例えば、重複している転記作業をなくす「ルール・運用の見直し」、部門ごとに異なる業務手順を統一する「プロセスの標準化」、担当者しか分からない業務をマニュアル化する「ナレッジ共有・教育」など、組織や人、ルールの見直しによって解決できる場合もあります。
つまり今回のサービスは、「何か新しいシステムを入れるか」を判断するためのサービスというよりも、その前に「そもそも何を変えるべきなのか」を整理するためのサービスと捉えることができます。
無料業務診断は3ステップで実施
サービスでは、企業の業務上の問題・課題を整理し、改善に向けた論点や優先順位、具体的な選択肢を提示します。
診断は以下の3ステップで進められます。
Step1:Webアンケート(約3分)
Step2:簡易ヒアリング(必要に応じて約30分)
Step3:整理結果の共有
対象となるテーマとしては、特定担当者への業務集中、受発注や購買における手作業、在庫管理、生産・工程管理、表計算ソフトによる集計、システム間のデータ連携、請求・入金業務、老朽化したシステムなどが挙げられています。
業種を限定せず、業務改善やDX推進を検討する企業を対象としている点も特徴です。
「DX=システム導入」から一度離れて考える
今回のサービスから読み取れるのは、DXを進める際に「何を導入するか」より先に「何を変える必要があるのか」を整理することの重要性です。
例えば、複数のExcelファイルへの転記作業が発生している場合、システムを新しく導入することが解決策になる可能性があります。一方で、そもそも不要なデータを複数部署で管理しているだけであれば、運用ルールを変更するだけで問題が解消するかもしれません。
同様に、特定の担当者しか分からない業務についても、システム化だけが解決策とは限りません。業務フローを整理し、マニュアル化や教育によって複数人が対応できる状態にするという選択肢があります。
SCCが今回提供するのは、こうした「システムを導入する前の判断」を支援する仕組みです。
DXを「新しいツールを入れること」と捉えてしまうと、導入後に運用が定着しなかったり、そもそも解決すべき問題と異なるシステムを導入したりする可能性があります。
システム導入を目的にするのではなく、現場の事象と問題を分けて整理し、そのうえで「システム」「業務ルール」「組織」「人材」のどこを変えるべきかを検討する。この順序は、これからDXや業務改善を進める企業にとって、一つの参考になりそうです。
名称:株式会社エスシーシー
所在地:東京都中野区中野5-62-1(eDCビル)
代表者:代表取締役社長 春日邦彦
事業内容:システムインテグレーション、ソリューションサービス、コラボレーションビジネス、エデュケーションビジネス
URL:株式会社エスシーシー公式サイト
株式会社エスシーシー・2026年10月1日のプレスリリースより引用