「マジキャリ」のキャリアコーチングを紹介するイメージ画像

キャリアコーチングサービス「マジキャリ」を運営するアクシス株式会社(代表:末永雄大)は、「適職への転職を支援するキャリアコーチング × 入社後に活躍するためのリスキリング」をコンセプトとした新サービス「マジキャリAIスクール」の提供を開始しました。本サービスは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択されており、条件を満たせば受講費用の一部が補助金・助成金としてキャッシュバックされます。

何が発表されたか:コーチングにAIスキル講座を掛け合わせた新コース

「マジキャリAIスクール」は、既存のキャリアコーチング「マジキャリ」のセッションに、実務で使えるAIスキル講座を組み合わせたサービスです。コースは、コーチング10回とAIスキル講座を組み合わせた「AI実践コース」(66万円)と、コーチング15回のコースを組み合わせた「AIアドバンスコース」(88万円、いずれも税抜)の2種類が用意されています。

「マジキャリの強み×AIスキル」の組み合わせを示す図解

2つのコース構成

  • AI実践コース(10回):マジキャリのトップコーチとの10回のセッションと、実務で活用できるAIスキル講座を組み合わせたコース
  • AIアドバンスコース(15回):15回のコーチングセッションとAIスキル講座を通じて、キャリア設計と実践的なスキル習得を支援するコース

いずれのコースも、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象となっており、受講修了時に受講費の50%がキャッシュバックされます。さらに、アクシスのサービス経由で求人紹介を受けて転職し、1年間継続して就業した場合は追加で20%がキャッシュバックされ、合計で最大70%の負担軽減を受けられる設計です。

なぜ既存のキャリアコーチング事業にAIリスキリング要素を掛け合わせたのか

今回の判断の核は、「適職を見つけて転職する」ところまでで完結していたキャリアコーチングの支援範囲を、「入社後に成果を出し続けられる状態」まで広げた点にあります。プレスリリースでは、マジキャリという既存サービスの性格を次のように説明しています。

一方、「マジキャリ」は、アクシス株式会社が2012年の創業以来、積み重ねてきたキャリア支援・転職支援の知見を土台とする「転職エージェント由来」のキャリアコーチングです。対話を通じて理想を描くだけでなく、転職市場や企業の採用目線を踏まえて実現までの道筋を設計し、求人選び・選考対策から入社後の定着・活躍まで支援します。

コーチングの手法をキャリア領域に応用した「コーチング由来」のサービスと一線を画し、転職市場の現実を踏まえた設計を強みとしてきたマジキャリにとって、次に埋めるべき課題は「入社した後、実際に成果を出せるかどうか」でした。転職市場ではAIをはじめとするテクノロジーの進化によって求められるスキルセットが急速に変化しており、適職に就くこと自体がゴールにならないケースが増えています。そこで、コーチングによる適職の発見と、実務で通用するAIスキルの習得を掛け合わせることで、入社後の定着・活躍という一段先の課題にまで踏み込む設計を選んだと読み解けます。

「コーチング×AI」で活躍まで届けるという設計思想を示す図解

もうひとつの注目点は、価格設定と補助金の組み合わせ方です。AI実践コース66万円・AIアドバンスコース88万円という価格は、一般的な転職サービスと比べて安くはありません。ここに経済産業省の認定事業という公的な裏付けと、最大70%のキャッシュバックを組み合わせることで、価格の高さがそのまま導入障壁になることを防いでいます。さらに、キャッシュバックの内訳を「受講修了で50%」「自社経由での転職・1年継続就業で追加20%」という2段階に分けている点も判断のポイントです。単に受講を促すだけでなく、アクシス自身が展開する人材紹介事業を通じた転職と、転職後の定着までを結果に組み込むことで、コーチング・AIスキル講座・人材紹介という自社の複数事業を一つの成果指標でつなげる設計になっています。

AI実践コースの学習イメージを示す図解

AIアドバンスコースの学習イメージを示す図解

補助金によるキャッシュバックの仕組みを示す図解

読者への示唆

「マジキャリAIスクール」の設計から見えてくるのは、既存事業の強みを土台にしながら、隣接する新しい要素を掛け合わせることで、既存事業だけでは解決できなかった顧客の「次の課題」に踏み込むという考え方です。キャリアコーチング単体では「適職への到達」までしか支援できませんが、AIスキル講座を組み合わせることで「入社後の活躍」という一歩先の成果までを支援範囲に含められます。また、価格の高いプレミアムサービスを広げる際に、公的な補助金制度を組み込むことで導入障壁を下げつつ、認定事業としての信頼性も同時に獲得するという判断は、単価の高いサービスを展開する事業者にとって参考になる論点だといえます。


アクシス株式会社・2026年8月5日のプレスリリースより引用

■アクシス株式会社について

名称  :アクシス株式会社
所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木4丁目1−4 黒崎ビル2階
代表者 :末永雄大
設立  :2012年8月
事業内容:人材紹介事業・キャリアコーチング事業・メディア運営・管理職育成支援事業
URL  :https://axxis.co.jp/