エムディー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤弘人)は2026年9月10日、企業の経営計画と人事戦略をつなぎ、採用を軸とした組織づくりを支援する「仮想CHRO」型の人事コンサルティング事業を開始したと発表しました。現役のCSO兼CHOと人事実務経験者で構成するチームが、経営者の右腕として経営陣と組織づくりを考えるところから、採用実務・育成・評価・組織開発までの実行を担う点が特徴です。
何が発表されたか
新サービスは、人事戦略の提案だけにとどまらず、採用戦略の策定、人材紹介会社・スカウト媒体とのやり取り、面接・選考、人材育成、評価、組織開発といった実務までを一気通貫で担うコンサルティングです。最終的なゴールは、外部支援に頼り続けることではなく、企業内の人事組織が自走できる状態をつくることに置かれています。
本サービスでは、現役のCSO兼CHOと人事実務経験者で構成するチームが、経営者の右腕となる「仮想CHRO」として参画。人事戦略を提案するだけでなく、採用戦略の策定、エージェント対応、スカウト運用、面接・選考、人材育成、評価、組織開発などの実行まで担い、最終的には企業内の人事組織が自ら成果を生み出せる「自走状態」の構築を目指します。
支援は、経営計画・組織体制の把握、ギャップと優先順位の整理、人事戦略・実行計画の設計、実行・運用、定着・内製化という5段階で進めるとされており、半年〜1年を一つの目安に人事機能の自走化を目指すとしています。
なぜ「仮想CHRO」という外部化の形を選んだのか
この事業のポイントは、単なる採用代行や人事制度コンサルティングではなく、「CHRO(最高人事責任者)」という経営機能そのものを外部から補う設計にある点です。プレスリリースは、事業開始の背景として、企業の成長過程で起こりがちな次のような状態を挙げています。
・欲しい人材が採れず、採用計画が遅れている
・経営者や役員が人事実務まで抱えている
・採用担当者はいるものの、採用戦略や人材要件を設計できていない
・事業の成長に対して、管理職や次世代リーダーが不足している
・経営者が現場を直接見続け、権限移譲が進まない
これらはいずれも、専任のCHROを置くほどの規模には至っていない、あるいは置く余力がないという中小・成長企業に共通しやすい構造課題です。採用がうまくいかない企業の多くは、求人媒体や人材紹介会社、スカウトといった「採用手法」の見直しから着手しがちですが、エムディーは、その手前に「経営計画を実現するためにどのような組織・人材が必要か」という設計そのものが整理されていない課題があると捉えています。
エムディーでは、人事課題だけを切り離して解決するのではなく、経営計画と人事戦略を接続し、企業の成長を「人と組織」の側面から支援することが必要だと考え、人事コンサルティング事業を開始しました。
ここで採用されているのが、人事責任者を「採用」するのではなく、外部チームが期間限定でCHRO機能を「代行」するという設計です。常勤の役員クラス人材を採用・処遇するにはコストと採用難易度の両面でハードルが高い一方、単発のスポットコンサルティングでは経営計画と現場実務の接続まで踏み込みにくいという、二つの選択肢の中間を狙った構成といえます。加えて、支援終了後に知見を社内へ引き継ぎ、内製化を前提にしている点も、外部依存の固定化を避ける設計上の工夫です。
読者への示唆
新規事業やチームの立ち上げ期にある企業ほど、「人事担当者はいるが、経営計画と接続した人事戦略までは描けていない」という状態に陥りやすいものです。今回のエムディーの事業設計は、専任のCHROを置く判断と、採用代行だけに頼る判断のあいだに、期間限定で経営機能そのものを外部化するという第三の選択肢を示しています。自社の人事機能がどの段階で「自走」できていないのかを見極めることが、こうした外部支援を検討する際の出発点になりそうです。
■エムディー株式会社について
名称 :エムディー株式会社
所在地 :〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー17F
代表者 :代表取締役社長 伊藤 弘人
設立 :2018年10月1日(創業:2003年)
事業内容:クリニック開業・経営コンサルティング、メディカルモール開発・運営、承継・M&Aコンサルティング、立地戦略コンサルティング、AIソリューション・プロダクト開発、SaaSプロダクトの企画・開発・運営・販売、人事・経営・マーケティングコンサルティング
URL :https://emdi.co.jp/
エムディー株式会社・2026年9月10日のプレスリリースより引用