何が発表されたか

株式会社スイノワ(本社:東京都千代田区)は2026年7月23日に設立され、法人向けの営業支援事業を開始したと発表しました。同社が掲げるのは、単に商談やアポイントの「数」を増やすことではなく、経営者・決裁者が本当に会うべき相手と出会える接点をつくることです。第一弾となる事業として、経営者・決裁者同士がつながる「億ノ輪」というコミュニティと、手紙という手段で経営者への接点を築く「ダイレクト社長レター」の2つを展開します。

「本当に話したいのは社長なのに、担当者までしかたどり着けない」「問い合わせフォームや営業メールを送っても埋もれてしまう」「テレアポを繰り返しても、会いたい企業の決裁者には届かない」「紹介営業に頼っているため、新しい市場へ広げられない」といった、“決裁者に会うまでの壁”が存在します。

同社はこうした課題を、リストへの一斉アプローチではなく「本当に価値のある相手との接点」を設計することで解決しようとしています。

事業①:決裁者コミュニティ「億ノ輪」

経営者・決裁者同士が交流し、新たな商談・協業・事業機会を生み出すためのコミュニティです。名刺交換で終わる場ではなく、参加企業同士の事業や課題を理解したうえで次のビジネスにつなげることを重視しているといいます。

事業②:「ダイレクト社長レター」

メールやSNS、広告、問い合わせフォームなど営業メッセージが飽和する中、あえて手紙という接点に着目したサービスです。会いたい企業を選び、その企業について考えたうえで、言葉を添えて手紙を届けるという、不特定多数への一斉営業とは対照的なアプローチをとっています。

なぜ「出会いの接点」を事業の起点に選んだのか

新設企業が最初に取り組む事業として、多くの場合は自社の強みや既存の人脈を生かしやすいものが選ばれます。スイノワが「営業代行」ではなく「出会うきっかけをつくること」を事業の核に据えた背景には、法人営業における構造的な壁への着目があるとみられます。

営業力や提案力以前に、「誰と、どう出会うか」そのものが事業成長を左右している。スイノワは、ここに着目しました。

良い商品やサービスを持っていても、それを届けたい相手(多くの場合は決裁権を持つ経営者)に接点を持てなければ、商談自体が始まりません。テレアポやメール、紹介営業といった従来の手法は、担当者どまりで止まってしまったり、埋もれてしまったりする限界があります。スイノワは、この「入口」の設計そのものを事業化することで、代行型の営業支援とは異なる立ち位置を狙っていると考えられます。

コミュニティという「関係性の場」と、手紙という「一対一の接点」という、性質の異なる2つの事業を同時に展開している点も特徴的です。前者は継続的なつながりから機会を広げていく仕組み、後者は特定の相手にピンポイントで届ける仕組みであり、決裁者との接点を生み出す手段を複線化することで、単一チャネルに依存するリスクを避けようとしていることがうかがえます。

読者への示唆

新規事業を立ち上げる担当者にとって、営業活動の初速をどう確保するかは共通の課題です。スイノワの取り組みは、「誰に何を売るか」だけでなく「その相手とどう出会うか」自体を設計対象として捉え直す視点を示しています。既存の営業チャネルが飽和し、担当者止まりで決裁者に届きにくくなっている状況は、多くの企業に共通する課題でもあります。自社の営業プロセスにおいて、決裁者との接点がどこで、どのように生まれているかを見直してみることは、新規事業の立ち上げ期にも参考になりそうです。

■株式会社スイノワについて

会社名:株式会社スイノワ
所在地:東京都千代田区一番町6番地1 ロイアル一番町A-504号
設立:2026年7月23日
事業内容:法人向け営業支援、決裁者コミュニティ「億ノ輪」の企画・運営、「ダイレクト社長レター」をはじめとする営業支援サービス
コーポレートサイト:https://suinowa.com/


株式会社スイノワ・2026年8月19日のプレスリリースより引用