100万円/人月保証の副業・業務委託案件紹介サービス「ネコノテエキスパート」をリリース

  • 2026/8/3
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ネコノテエキスパート サービスイメージ

株式会社スナネコ(東京都江東区)は、事業企画・新規事業開発やDX/AI推進、PM/PMOなどの経験を持つハイキャリア人材向けに、副業・業務委託の案件紹介サービス「ネコノテエキスパート」を立ち上げ、2026年8月1日から事前登録の受付を始めました。同サービスの特徴は、紹介する案件を「人月単価100万円以上」に絞り込んでいる点にあります。案件数を増やすことよりも、単価の下限を先に決めてしまう。この一見遠回りに見える設計判断の背景には、副業・業務委託市場ならではの構造的な課題があります。

何が発表されたか

ネコノテエキスパートは、事業企画・新規事業開発、DX/AI推進、業務改革、システム導入、PM/PMO、PdMといった経験を持つ人材と、案件を持つ企業とをつなぐサービスです。登録者は希望単価や稼働条件、得意領域、職務経歴を登録しておき、条件に合う案件が出てきた際に紹介・スカウトを受け取る仕組みになっています。自分から案件を探し続けたり、1件ずつ応募したりする手間は発生しません。

ただし、2026年8月1日時点で始まっているのは事前登録の受付のみです。案件の紹介・スカウトは準備が整い次第、条件の合う登録者へ順次案内される予定であり、事前登録それ自体が案件紹介や契約成立、稼働開始を保証するものではないと明記されています。立ち上げ直後のマッチングサービスにありがちな「登録者は集まったが紹介できる案件がまだ少ない」という状態を、あらかじめ利用者に伝えておく姿勢が見て取れます。

なぜ「人月単価100万円以上」で線を引いたのか

ネコノテエキスパートの特徴

このサービスの意思決定として最も特徴的なのが、紹介対象を人月単価100万円以上(月160時間稼働の場合で時給換算約6,500円相当)の案件に限定したことです。案件数を優先すれば、単価が100万円に届かない案件も含めて紹介範囲を広げられます。しかしスナネコは、あえてその選択肢を取りませんでした。

ネコノテエキスパートは、案件数を優先して人月単価100万円未満の案件を紹介せず、一定以上の報酬水準を満たす案件に紹介対象を限定します。

副業・業務委託の案件は、案件ごとに報酬の基準や契約経路が異なり、自分の経験や担う責任に見合う条件かどうかを求職者側が判断しにくいという性質があります。加えて、条件に合う案件を自分で探し続けて個別に応募する負担も小さくありません。こうした状況では、経験のある人材ほど、実力に見合わない低単価案件に応募してしまったり、逆に条件交渉に消極的になって単価を安売りしてしまったりする傾向が生まれやすくなります。

スナネコが単価の下限を先に決めたのは、こうした「安売り」を仕組みの入り口で防ぐためだと考えられます。

そこで株式会社スナネコは、ハイキャリア人材が経験を安売りすることなく、自分に合う案件と出会える仕組みをつくるため、「ネコノテエキスパート」を立ち上げます。

案件の絞り込みは、紹介できる案件数の減少に直結するトレードオフです。それでもなお下限を設けたということは、このサービスが「量」ではなく「登録者が安心して使えるかどうか」を最初の評価軸に置いたことを意味します。立ち上げ初期のマッチングサービスは、登録者数や案件数といった規模の指標で語られがちですが、ネコノテエキスパートはむしろ規模を絞ってでも信頼性を優先する設計を選んだと言えます。

直契約を基本とする理由

もう一つの特徴が、契約形態です。ネコノテエキスパートでは、案件の提供元と直接契約を結ぶ形を基本としています。提供元は発注企業のほか、案件を保有する会社や、スナネコ自身が受注した案件ではスナネコが提供元となる場合もあり、必ずしも発注企業との直接契約を意味するわけではありませんが、それでも商流を短くする方向性は一貫しています。

契約相手が案件の提供元そのものであれば、商流が深い(仲介や再委託が重なる)案件と比べて報酬条件が明確になり、単価が中間マージンで薄まりにくくなります。100万円/人月という下限を設けたこととあわせて考えると、「単価を高く見せる」のではなく「単価が実際に薄まらない構造にする」ことに主眼を置いた設計だと読み取れます。

対象となる人材像と、想定される利用シーン

対象となる方

紹介対象として想定されているのは、事業企画・新規事業開発、AI導入・業務DX、業務改善・システム導入、PM/PMO/PL、プロダクトマネジメント、コンサルティングファーム出身者など、いずれも一定の経験・実績を積んだ人材です。転職までは考えていないものの、「今の仕事を続けながら経験を生かしたい」「独立後の案件を増やしたい」「複数のプロジェクトに関わりたい」といったニーズを持つ層を主な利用者として見込んでいます。

スナネコは同時に、正社員転職向けの「ネコノテキャリア」というプロジェクトマネジメント領域特化の転職エージェントサービスも運営しています。正社員転職を希望する人材には「ネコノテキャリア」、副業・業務委託を希望する人材には「ネコノテエキスパート」という形で、働き方の希望に応じてサービスを使い分けられる構成になっている点も、今回のリリースの位置づけを理解するうえで押さえておきたいポイントです。

案件を募集したい企業側の窓口も用意されており、事業開発やDX/AI推進、PM/PMOなどの経験を持つ人材の紹介・スカウト活用を検討する企業からの問い合わせを受け付けています。

今後の利用の流れ

読者への示唆

新規事業や人材マッチングの領域で新しいサービスを立ち上げる際、初期は「登録者数」「案件数」といった量的な指標を優先しがちです。しかしネコノテエキスパートは、紹介できる案件が限られることを承知のうえで、単価の下限という質的な基準を先に固定しました。これは、限られたリソースの中でどの指標を最初に守るかという優先順位づけの一例として参考になります。量を追う前に、まず「誰に何を約束するサービスなのか」を絞り込む判断は、立ち上げ期の事業設計を考えるうえで一つの手がかりになりそうです。

■株式会社スナネコについて

名称     :株式会社スナネコ
所在地    :〒135-0021 東京都江東区白河2-14-2 WORK LABEL清澄白河414
設立     :2024年11月
資本金    :100万円
事業内容   :PM専門人材紹介事業、PM代行事業、PM育成事業
職業紹介許可番号:13-ユ-319104
URL     :https://sunaneko.jp/


株式会社スナネコ・2026年8月1日のプレスリリースより引用

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