【地方企業の採用課題を解決】自社の魅力を伝えるための採用マーケティング支援「薩摩就活 採用動画サービス」提供開始
- 2026/7/27
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株式会社国境離島革命団(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役:伏見 直人)と、就活支援コミュニティ「薩摩就活」を運営する株式会社鶴結び(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役:卓間 昭憲)が、地方企業向けの採用マーケティング支援サービス「薩摩就活 採用動画サービス」を共同で提供開始しました。SNS運用のノウハウを持つ会社と、鹿児島の学生ネットワークを持つ会社が手を組み、「採用動画を内製できない地方企業」という共通の課題に対して、それぞれの資産を持ち寄る形でサービス化した取り組みです。
なぜ「動画」なのか——求職者の情報行動の変化
このサービスの前提になっているのは、就職・転職活動における情報収集手段が動画へシフトしているという調査結果です。株式会社moovyの「採用動画トレンド調査2025」によれば、直近1年で就職・転職をした人の約8割が採用動画を1本以上視聴したと回答しています。
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出典: https://company.moovy.jp/column/2046/
株式会社Lumiiの調査でも同様の傾向が示されています。就活経験者の8割以上が「採用動画はあった方がいい」と回答し、6割以上が「動画視聴によって志望度が上昇した」と答えているといいます。
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出典: https://lumii.co.jp/blog/recruitment-video-survey/
求職者の側では動画が意思決定の主要な情報源になりつつある一方、地方の中小企業の多くはそこに対応できていません。国境離島革命団と鶴結びは、採用担当者からこんな声が寄せられていたと説明しています。
「動画媒体を制作するノウハウも、人的リソースも自社にない」
「求人広告は費用をかけ続けないと効果が消えてしまう」
「文字や写真だけでは職場の雰囲気や社員の人柄が伝わらず、ミスマッチが起きる」
求職者側の情報収集手段は動画にシフトしているのに、供給側(企業)にはノウハウも人手もない——このギャップこそが、両社が解決すべき課題として設定したポイントだと言えます。
ゼロから作るのではなく、既存資産を掛け合わせるという選択
課題への対応として両社が選んだのは、動画制作を代行するだけのサービスではなく、SNS運用に強い「国境離島革命団」と、地元学生の母集団を持つ「鶴結び(薩摩就活)」がそれぞれの資産を持ち寄る座組みでした。ここには3つの狙いが読み取れます。
1. 動画を「資産」として残す設計
求人広告は掲載を止めれば効果も消えてしまうが、制作した動画を企業の自社YouTubeチャンネルにストックしていく設計にすることで、SEO効果によって長期的に求職者を集め続ける「採用資産」に変える狙いがあります。単発の広告費ではなく、何年も使い回せる資産に投資先を切り替えさせる発想です。
2. 既存コミュニティへの直接配信で即効性を担保
鶴結びが運営する「薩摩就活」には、鹿児島大学の学生を中心に約200名(27卒)が参加しています。ゼロから母集団を形成するのではなく、すでに存在するこのコミュニティに動画を直接届けることで、資産化とは別の軸として即効性のある採用効果を狙っています。
3. 撮影同行によるリアルさの担保
動画制作を単なる受託業務にせず、企画から撮影・編集まで両社が伴走する設計にしている点も特徴です。社員の雰囲気や職場のリアルな空気感を可視化することで、入社後のギャップによる早期離職を減らす意図があります。
「資産性」(長期的なストック効果)と「即効性」(既存母集団への直接リーチ)は本来トレードオフになりやすい要素ですが、両社の強みを組み合わせることでこの両立を狙った設計と言えます。
価格設計に見る「まず試してもらう」ための工夫
料金プランにも、地方企業がまず一歩を踏み出しやすくする工夫が見えます。自社チャンネルを持たない企業向けには、Instagramショート動画(5万円/本)やYouTube動画単品(25万円/本)といった、薩摩就活のメディア力を借りて発信する単品メニューが用意されています。一方、継続的に採用基盤を作りたい企業向けには、月額20万〜40万円(契約期間12ヶ月〜)で企画から配信まで任せられるチャンネル運用プランが用意されています。
さらに2026年8月中の契約に限り、月額30万円以上のプラン契約で薩摩就活への動画掲載を無料にする、あるいは薩摩就活ナビ掲載企業の初月費用を半額にするといったキャンペーンも設定されています。単品メニューで心理的なハードルを下げ、キャンペーンで継続契約への移行を後押しする、という二段構えの設計です。
両代表のコメントに見る意思決定の背景
サービス開始の背景には、両代表がそれぞれの立場で日常的に感じてきた課題感があります。鶴結び代表の卓間氏は、就活相談の現場で感じてきたことをこう語っています。
「就職活動や転職活動の相談を受ける中で、彼らが最も求めているのは『等身大の企業の姿』です。求人サイトの定型文ではなく、実際に働く人の声や表情を動画で見ることで、求職者の不安は期待へと変わります。」
求人媒体の運営を通じて求職者側の不安に日々向き合ってきたからこそ、「定型文では伝わらない」という課題認識に行き着いたことがうかがえます。一方、国境離島革命団代表の伏見氏は、企業側の視点からこう述べています。
「鹿児島の企業様と向き合う中で、素晴らしい理念や社風を持ちながらも、それが求職者に『正しく』伝わっていないもどかしさを感じてきました。」
SNS運用支援を通じて企業の魅力発信に関わってきた立場から見ると、地方企業の課題は「魅力がない」ことではなく「伝え方」にある、という診断です。求職者側の不安(卓間氏)と企業側の伝達力不足(伏見氏)、この2つの課題認識が噛み合ったことが、協業の出発点になったと読めます。
読者への示唆
このサービスの設計で参考になるのは、「自社ですべて内製する」でも「外部にまるごと委託する」でもなく、パートナー企業がそれぞれ持つ既存資産(SNS運用ノウハウ×学生コミュニティ)を掛け合わせて新しいサービスに仕立てた点です。地方や特定領域で新規事業を立ち上げる際、ゼロから母集団や専門ノウハウを自前で構築しようとすると時間もコストもかかります。すでに信頼を得ている他社の資産と自社の強みを組み合わせられないか、という視点は、業種を問わず立ち上げフェーズの検討材料になります。
今後は、本サービスを通じて鹿児島の100社以上の採用DXを支援することを目指すとしています。YouTubeに加えてTikTokやInstagramリールといった縦型ショート動画の活用、インターンシップ設計や内定者フォロー動画への展開も視野に入れているといいます。
■株式会社国境離島革命団について
名称:株式会社国境離島革命団
所在地:鹿児島県鹿児島市
代表者:代表取締役 伏見 直人
URL:https://bii.asia/
■株式会社鶴結びについて
名称:株式会社鶴結び
所在地:鹿児島県鹿児島市
代表者:代表取締役 卓間 昭憲
事業内容:就活支援コミュニティ「薩摩就活」の運営
URL:https://tsurumusubi.co.jp/about
薩摩就活ナビ:https://satsumasyukatsu.jp/
株式会社国境離島革命団・2026年7月24日のプレスリリースより引用
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